バケモノの子 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030004

感想・レビュー・書評

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  • 映画公開前に文庫が発売していたので読む。

    家出少年が異世界に迷いこみ、
    そのまま住み込むという
    所々ベタな展開(千と千尋やゲド戦記的な)を
    差し込んでいる話。
    だがそれがいい。

    まさか途中で人間と猿と豚と…熊で
    旅が始まるとは。
    西遊記オマージュだと思うのは穿ち過ぎか。

  • バケモノの子。
    その意味が、最後まで読んでわかった。
    ただバケモノに育てられた子、というだけではないのだ。
    人を育てることは、自分も育っていくことだと、子育てについて母から聞いた。
    ひとりじゃない、ふたりで。
    反発して、生意気言って、喧嘩をたくさんして、そうしてその都度結んでいく絆に、何だか心があたたかくなった。
    ひとりで生きている人なんていない。
    ひとりで生きているバケモノもいない。
    誰かと一緒にいることで人もバケモノも育ち、生きていくんだ。
    そんなことを目の当たりにさせてくれた。

  • (映画館)あまり期待してなかったのだけれど、予想外によかった。 ちょっとうるっときた。 渋谷のビルの薄暗い隙間って、本当に渋天街への入り口ありそうだよな。 あのちっこいねずみ?ぽわぽわした白いのはなんだったのだ。 可愛いけど。ねずみにしては長生き。

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著者プロフィール

1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターおよび演出として活躍後、フリーに。『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)を監督し、国内外で注目を集める。11年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。監督・脚本・原作を務めた『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)はいずれも大ヒットとなり、『未来のミライ』(18年)ではアニー賞を受賞、米国アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされ世界中で注目を集めた

「2021年 『角川アニメ絵本 竜とそばかすの姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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