ブランコ乗りのサン=テグジュペリ (角川文庫)

著者 : 紅玉いづき
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年12月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037393

作品紹介・あらすじ

20世紀末に起きた天災から数十年後、復興のために首都湾岸地域に誘致された巨大カジノ特区に、客寄せ目的で作られた少女サーカス団があった。選ばれた少女たちは観衆の憧れと熱狂を身に纏い、舞台に立つが……。

ブランコ乗りのサン=テグジュペリ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なんとも美しく残酷な物語だった。
    歪んでいるのに潔くて、いっそ清廉さを感じる。
    アンデルセン、すきだなぁ。彼女の覚悟は美しい。

    こういう少女小説、さいきん少なくなったよね。

  • カジノ特区の客寄せとして発足した少女サーカス。曲芸学校での厳しい訓練を経て演目を得た少女たち。ブランコ乗りのサン=テグジュペリとその双子の妹。猛獣使いのカフカ、歌姫アンデルセン…いずれも癖の強いそれぞれのキャラクターが語る曲芸学校やサーカスでの日々。過酷な訓練と他者からの排斥と戦う日常と一夜の夢のような煌びやかな舞台。「未完成でありなさい、不完全でありなさい、ほんの一時美しくありなさい」と謳う団長、シェイクスピア。
    脆く、儚く、そして、残酷な少女性を前面に打ち出した作品。ミステリというより少女小説と表現すべき作品だと思う。美しく、やや壊れた表現が絶妙な一冊でした。

  • 兄弟姉妹って呪われた関係だな、という一面があるのは、兄がいるから分かっているつもりだが、双子だとしたらそれは倍増するのではないだろうか。スターの姉と、その身代わりをする妹。双子の間に交わされる約束は、呪いそのものだ。呪いが言祝がれるのか否か……この物語はファンタジーに過ぎるかもしれない。少女達の描かれ方も芝居じみているだろう。でもそれは、サーカスというモチーフを選んだ著者の意図と妄想する。その上で、少女達の儚くも美しい「覚悟」に切りつけられ、酔いしれるのが、本作の楽しみ方では無いだろうか。

  • 請求記号:913.6||Ko 26
    資料ID:C0038336

  • 短い本なのに、5人(かな?)の少女の生き様が描かれていて凝縮されている一冊。
    それぞれ方向性が違う強さを持っていて、強い人間とは何なのか、ということを訴えかけてくるよう。

    余談ですが、女性向けの小説となると男性側はこういう面子になるんですね!

  • てぃーぬオススメ本
    著名作家の名前を冠した少女サーカスのお話。
    サスペンスっぽい内容も合わせて女の子たちの心の動きがとても面白く読むことができました。
    みんなかっこ良くて可愛かった。

  • ジャンルはライトノベルなんだろうけど、この人の話は一般人が読んでもおもしろいんでないかなぁ。

  • 少女サーカスの花形である女の子たちの物語。
    紅玉さんの美しい世界観は読んでいて楽しいです。終わり方も綺麗です。

  • サーカスが舞台で、きらきらした世界で美しく舞う愛涙の話。ハッピーエンドといえる。

  • 夢を生きる「覚悟」の話。少女たちは皆異なる「覚悟」を持っていて、それぞれが正しく、それぞれが美しい。靭やかな強さを貰えるような物語だと思う。

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