おせっかい屋のお鈴さん

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.22
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本棚登録 : 202
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039106

作品紹介・あらすじ

仙台にある「本当寺」というお寺の墓地には、振袖姿のかわいい幽霊がでます。名前は「お鈴」。そう、お鈴さんは江戸時代の呉服屋の娘さん。とある事情で平成の世になっても、いまだに成仏できずにいるんです……。

感想・レビュー・書評

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  • 銀行勤務の主人公が寺で偶然出会った幽霊、お鈴さんこと「鈴」と番頭の「重兵衛」とで主人公の周りで起きたことを協力して解決などをする物語だった。

    知り合いの中年息子が若くて愛想の良い事務員に片思いしているが、その事務員は愛想がいいだけで、そのつもりは全くないし彼氏もいる。そのため、どうにか息子に諦めさせて欲しい とか、親同士が友達でありライバルなため子供たちも自然とその関係になっている。しかし、主人公の友達でありライバルは、不慮の事故で生徒をなくし、その責任は教師がとるべきだとクレームなどがきて引きこもりになり、その生霊が徘徊などをしているなど、主人公の周りの登場人物の設定が事細かいな と思った。

  • ありゃりゃの怖い展開にもなったけどその後急展開で穏やかに。最後は怖い存在も目立たなくなりほっこり終わりました。

  • ごくフツーの信金窓口嬢と美人ワガママ幽霊を中心に、彼氏とか老人たちが様々な問題を解決?していくほのぼのとした話でした。悪い人が出てこないから安心して読めました。

  • おもしろかった。
    3話目はちょっぴりホラーで怖くて、どうしようかと思いましたが、4話目でほっこり優しい気持ちで終えられました。

  • お寺で江戸時代の呉服屋の娘の幽霊「お鈴」に取り憑かれてしまったカエデ。

    ドタバタコメディーチックな連作短編集。
    1話目はお鈴さんが全然お節介でなくどうなるのかと思いましたが、徐々にお節介っぷりを発揮してキャラクターに愛着が沸いてくる感じ。口ではあーだこーだ言いつつ、根は優しいお嬢様キャラみたいな。

  • キャラクターは全員いい味を出してて、掛け合いが凄く楽しい!!

  • 久々の時代小説風ホラーをちょこっと期待したんですが、現代劇だった~~~~sっっか~~~

  • 160年経っても成仏できないお鈴さんが現代のいろいろにおせっかいしてくるお話。
    4つの短編集。
    もりあがりに欠ける。

  • 美人で高飛車おこりんぼな幽霊、お鈴
    でもつきあううちにかわいらしくみえてきてほっこり

  •  カエデは、父の墓参りに訪れた寺で、振袖に日本髪の少女に会う。翌日の仕事帰りの地下鉄の車内にも、その振袖の少女は現れる。少女は、160年以上前に17歳で死んだ呉服屋の一人娘・お鈴だと名乗る。お鈴は、捜し出してほしい人がいるとカエデに頼む。

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著者プロフィール

1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』がベストセラーとなり、以降、「幻想」シリーズで人気を博す。他の著書に『ある晴れた日に、墓じまい』『うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした!』『オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き』「おもてなし時空」シリーズ、「仕掛け絵本の少女」シリーズなどがある。

「2023年 『キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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