僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 101
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044995

作品紹介・あらすじ

「モテ」と「性」の伝道師、二村ヒトシが大島弓子、美内すずえなど往年の名作マンガを読み解き、遂には愛に目覚める!?愛し愛されて生きるためのヒントをAV監督と探っていく画期的な書。

感想・レビュー・書評

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  • 少女漫画にはいろんな恋が描かれている。
    それを読み解いていくことはとても面白い。
    特にガラスの仮面を読みたくなった。

  • 男性が書く少女マンガへの視点、面白い。読み慣れた漫画、読んだことのない漫画、もう一度読みたいと思った漫画にもう一度出会わせてくれる。小中高と漫画漬けで育ったけれど、いま読めば違う視点もあるだろうなと気付かせてくれた。

  • 少女漫画に出てくる登場人物達の自意識とその背景にある「心の穴」を分析した本。

    その分析を通じて、自分が抱えている自意識と「心の穴」がどういうものなのか、を把握する手がかりになる本でもあります。

    難しい概念が一切登場しないのに、人(キャラクター)の心の深いところをズバッと表現されていて、読んでいる時楽しい&ハッとさせられることの連続でした。

    「他者とは、自分にとって都合が良くない人のことだ」
    「メンヘラとは、自分の中にあるものに引き裂かれて苦しんでいる人のことだ」

    ここだけ抜粋しても不粋ですが、こういう風に、わかっていたつもりになっていた単語を、より深い理解をもって表現してくれています。

    逆にいうと、その「言い切り」にどれだけ共感できるかが、この本の好き嫌いを分かつのかなと。僕は、好きでした。

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著者プロフィール

アダルトビデオ監督。女性の欲望・受け身の男性・同性愛や異性装をテーマに「痴女」「レズ」「男の娘(おとこのこ)」などのジャンルで革新的な演出を創案。ソフト・オン・デマンドの若手監督エロ教育顧問も務める。近年は文筆家として活動の場を広げており、著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(共にイースト・プレス)、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)、共著に『どうすれば愛しあえるの:幸せな性愛のヒント』(ベストセラーズ)、『欲望会議「超」ポリコレ宣言』(KADOKAWA)などがある。

「2019年 『あなたの恋がでてくる映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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