孤篷のひと

著者 :
  • KADOKAWA
3.21
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本棚登録 : 63
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046357

作品紹介・あらすじ

千利休、古田織部、徳川家康、伊達政宗――。当代一の傑物たちと渡り合った茶人・小堀遠州の静かなる情熱、そして到達した"ひとの生きる道"とは。さわやかであたたかな遠州の心が胸を打つ、歴史時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • どうも説明口調なんだなー

  • 短編集10編
    小堀遠州と彼に交差した人々の出会いや別れを茶道具に託して切り取って,その人物がくっきり浮かび上がる仕掛け.石田三成や伊達政宗など心に残る.

  • 小堀遠州の話。正直、遠州のことをあまり知らなかったので、興味深く読みました。遠州は茶道だけではなく、普請奉行として宮廷作庭にも関わっていたのですね。
    派手ではないですが、しっかりと己の道を全うした人だと思いました。

  • 茶は戦

  • 2015〜16年に「本の旅人」に掲載された10章を単行本化

    江戸初期の作庭家として知られる小堀遠州の、幕府の作事奉行・桃山奉行としての働き、茶人としての生涯、理念を描いた作品。書名の「孤蓬」は遠州の号であり遠州が作り、葬られた庵の名で、章題は話中の茶道具の銘が充てられている。

    黒を愛した茶の師筋利休との違いを描いた「白炭」、師の古田織部や石田三成との係わりを描いた「肩衝」、師の古田織部との茶への理解の違いを描いた「投頭巾」、秀忠の娘の入内をめぐる後水尾天皇との係わりを描いた「此世」、交流のあった本阿弥光悦に関する「雨雲」、金地院崇伝と対比して描いた沢庵禅師とその臨終の書「夢」、古田織部の娘を救い出して手に入れた利休の遺品の茶杓「泪」、義父の藤堂高虎が後水尾天皇とその愛妾を説得した「埋火」、罪業の深さを自覚する伊達政宗が遠州の茶を「泰平の世の茶とは生き抜く茶」と評した「桜ちるの文」、のちに桂離宮となる別荘の造営に大阪の陣で死んだ庭師の遺族を使っていた八条宮の思い出と島原の乱以降の撫民策を語る「忘筌」(ぼうせん)。

  • 歴史上のそうそうたる有名人
    が登場してくる
    千利休、古田織部、藤堂高虎
    徳川家康、豊臣秀吉、伊達政宗
    ただ、それらは
    あくまでも脇役として描かれる
    むろん
    ここでの主は小堀遠州である
    なんとなく 造園の祖ぐらいの認識しかなかった…
    ところが
    葉室さんの筆にかかると
    それはそれは魅力的な「大茶人」として
    描かれていく

    お茶を喫するとき
    ちょっと 思い浮かべる
    一冊になりそうです

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著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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