孤篷のひと

著者 :
  • KADOKAWA (2016年9月30日発売)
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孤掌、鳴らし難しと言うではないか。女人に思いが宿る時、男にも思いはあるものだ。大事にいたすがよい
公家衆に比べれば、俺ら武家は虎狼にござる。生きるか死ぬか、殺すか殺されるかで世を渡たって参りました。それ故、戦は飯の種でござった
この世の見栄や体裁、利欲の念を離れて、生きていることをただありがたしと思うのが茶だ。それ故、私はいささかも血が滲まぬ白の茶碗を使ってきた

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月10日
読了日 : 2021年4月10日
本棚登録日 : 2021年4月10日

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