パナマ文書

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047095

作品紹介・あらすじ

「ハロー、私はJohn Doe。データに興味はあるか?」

「ジョン・ドゥ」とは、英語圏で裁判のとき実名が公表されては困る人物、
あるいは身元不明の死体に用いられる仮名である。
のちに「パナマ文書」と名付けられ、世界を揺るがすことになったスクープ。
すべては、この身元不明の生ける死体からの一通のメールから始まった。

こうして、本書の著者である南ドイツ新聞のジャーナリスト、
バスティアン・オーバーマイヤーのもとに214,000 の架空会社が関係、
1,150万件にものぼるデータが秘かに送られて来ることになった。
文書の出どころはパナマの法律事務所、モサック=フォンセカ。
事務所の創設者の一人はユルゲン・モサック、ほかでもないドイツ人だった。

データ量は2.6テラバイト。過去のリークとは比べ物にならないサイズだ。
オーバーマイヤーは米国ワシントンのICIJ に協力を求めた。

データは国ごとに仕分けされ、最終的には70か国、400 人にも及ぶジャーナリスト達が調査活動を開始する。
それは『パナマ文書』の信憑性の検証、内容の理解、そして、データをストーリーに翻訳していく作業だった――。

記者たちはいかにして各国首脳・独裁者・FIFA役員・財閥総帥、
サッカー界の世界的スターであるリオネル・メッシらの巨額な隠し財産、
そして、プーチン側近の極秘資産を発見したか。

重要なのは名簿だけではない。そのデータに裏に隠されたものとは何か。


(日本版特別解説・池上彰氏)

翻訳独占権:KADOKAWA

感想・レビュー・書評

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  • 1週間くらい前に、図書館でたまたま見つけて借りて読んだんだけど。
    今日の日経新聞の書評に載ってた。

  • ふむ

  • あまりミステリー感がない

  • 2020年8月27日読了

  • オフショア・カンパニー設立大手である法律事務所(モサック=フォンセカ)の社内データが南ドイツ新聞の記者である著者の許にリークされ始めてから、最終的に「パナマ文書」として世界同時公開されるまでを記者の視点から描いた本。

    著者のオーバーマイヤー2人組はカタカナだと同じ名前だけど、実はスペルが違ってて(Obermayer と Obermaier)親戚でも何でもないという。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 時間があれば

  • 『パナマ文書』

    著者:バスティアン・オーバーマイヤー
    著者:フレデリック・オーバーマイヤー
    翻訳:姫田多佳子
    解説:池上彰

    【版元】
    定価 1,944円(本体1,800円+税)
    発売日:2016年08月27日
    版型 四六判
    商品形態 単行本
    ページ数 456ページ
    ISBN(JAN) 9784041047095

    世界中で緊急翻訳出版! リークを受けた記者が自ら書いた唯一の書籍。
    http://www.kadokawa.co.jp/product/321605000076/

    【Memorandum】
    ・紀伊国屋書店サイトに掲載されている内容紹介。

    「ハロー、私はJohn Doe。データに興味はあるか?」
     「ジョン・ドゥ」とは、英語圏で裁判のとき実名が公表されては困る人物、あるいは身元不明の死体に用いられる仮名である。のちに「パナマ文書」と名付けられ、世界を揺るがすことになったスクープ。すべては、この身元不明の生ける死体からの一通のメールから始まった。
     こうして、本書の著者である南ドイツ新聞のジャーナリスト、バスティアン・オーバーマイヤーのもとに214,000 の架空会社が関係、1,150万件にものぼるデータが秘かに送られて来ることになった。文書の出どころはパナマの法律事務所、モサック=フォンセカ。事務所の創設者の一人はユルゲン・モサック、ほかでもないドイツ人だった。データ量は2.6テラバイト。過去のリークとは比べ物にならないサイズだ。オーバーマイヤーは米国ワシントンのICIJ に協力を求めた。
     データは国ごとに仕分けされ、最終的には70か国、400 人にも及ぶジャーナリスト達が調査活動を開始する。それは『パナマ文書』の信憑性の検証、内容の理解、そして、データをストーリーに翻訳していく作業だった――。
     記者たちはいかにして各国首脳・独裁者・FIFA役員・財閥総帥、サッカー界の世界的スターであるリオネル・メッシらの巨額な隠し財産、そして、プーチン側近の極秘資産を発見したか。重要なのは名簿だけではない。そのデータの裏に隠されたものとは何か。
    (日本版特別解説・池上彰氏)
    https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0354045

    ・記事
    https://wired.jp/2016/07/04/panama-papers-story/


    【簡易目次】〔Amazonから転載〕
    スタート
    ウラジーミル・プーチンの謎めいた友人
    過去の影
    コメルツ銀行の嘘
    シリア内戦とモサック=フォンセカの関与
    武装親衛隊からCIA、そしてパナマへ
    UEFA本部ニヨンへ続く足跡
    釣りと発見と偉大な芸術の話
    ホワイトハウスを背に
    火花のように飛散して〔ほか〕

  • 文書が手に入った経緯から始まり、リアルだ。しかし、全体にもどかしさがある。この先が問題なんだから。とくにアジア系政治家についてもっと追及してほしかった。だれかやっているのかしら。

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著者プロフィール

1977年生まれ、南ドイツ新聞調査報道部次長、ICIJ(国際報道ジャーナリスト連合:International of Investigative Journalists)メンバー。

「2016年 『パナマ文書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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