- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041047811
感想・レビュー・書評
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おそらく水木しげるさんへの追悼本。
妖怪ヲタ度が高いほど、いろいろ拾えて楽しめるし、妖怪・怪獣・怪物知識(アニメ・映画を含む)が多いほど、懐かしさや細かいディテールに涙する物語。
しかし、物語にあるように人生には「余裕」が必要なわけです。
余裕があるからこそ、社会的生産性が限りなくゼロの妖怪なんぞに情熱を注げられるバカでいられるわけで…。
物理的にも精神的にも余裕のない年末・年始にかけて読んでしまって大失敗!
まぁ、新たに「こんな本があるんだ~。そのうち読まなきゃ~」的な知識をいただきましたが、楽しめたかと言うと微妙なところ。
平成から元号が変わる今年。
もっと余裕のあるバカとして、妖怪道、自分の場合は特に怨霊道に邁進していきたいと思います。
※「そんな余裕ないのにぃ~!」←冷静な心の声詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
水木大先生…
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やっと読み終わった
余裕は大事 -
最後はイマイチ。
ただ「人生は無駄の積み重ねなんです。〜。仕事を効率良くこなして、余った時間で無駄を楽しむ。」というセリフは気に入った。無駄、余裕がなくなって世の中が荒廃する設定は面白いと思った。 -
最後の三巻目で失速。ラストのグダグダ感がもったいない。すっきりと終われなかったな。残念。
追加。これはもしかしたら、壮大な、水木しげる始め、妖怪を愛する先輩方へのラブレターと、同胞、後輩へのエールかもしれない。結構それは素敵。 -
どんちゃん騒ぎが続きます。イスカンダルで待っているのが坂田利夫って、馬鹿じゃなくてアホだ。
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ようやく最終巻。
挫折しそうになりながら
なんとか、最終巻。
結局、面白いのか、面白くないのかは
微妙なところ。
それなりに、楽しめたのは
それなりの予備知識がある人か…
くだらない中に、実は深い意味があったのかもしれないが気のせいかもしれない。 -
感想は「序」「破」「急」三冊あわせてのものです。
日本に妖怪が現実に現れ、そこから相互監視の殺伐とした社会が生まれる。
妖怪好きの関係者たちが実名で登場するシリアスなんだかバカバカしいのかよくわからない小説。まあそれこそが作中で描かれている「妖怪」と同じなのかもしれませんが。
自分は一つのエンタメ小説的な感じで楽しく読みました。最後のいろいろなフィクションから怪獣だの妖怪だの、著作権的にまあ許可はとったんでしょうけど、とにかくいろいろごった煮で出てくるのは馬鹿馬鹿しさを通り越してちょっとげんなりもしましたが。でも最後の最後でちょっとしんみり。
そういう意図はあったのかどうかわかりませんが、結果的に追悼の作品になったのかもしれないな、と。。。