バカボンのパパと読む「老子」 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049242

作品紹介・あらすじ

あっ、わしと似ているのだ!!
「バカボンのパパ語訳」による老子本、待望の文庫化!

今、日本はとんでもない問題を数多く抱えている。そんななか、老子の「無為自然」の考えがきっと役に立つはず。生きるということは自然の摂理とともにあるということ。そこから始めるしかないのだ。しかし、漢字だらけの老子の文章を読み解くのは難しい。そんなときにあらわれたのが、「バカボンのパパ」だった――。とっつきにくい漢文をわかりやすく解説する、「バカボンのパパ語訳」による老子本の登場。これでいいのだ。

老子の全81章を
・原文と読み下し文
・日本語訳
・バカボンのパパ語訳
で読み解く。
「バカボンのパパ」による超訳を試みた画期的な老子本の登場。
バカボン一家のみんなも紙面で活躍!
「わしと一緒に『老子』を読むのだ」

感想・レビュー・書評

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  • 知る者は喋らない。喋る者は知らない。知る者は穴を塞ぎ、心の門を閉ざす。

    満ち足りていることを認識すること。

    聖人はきっちりとした性格であっても人を裁かず、鋭くても人を傷つけない。まっすぐな考えでも他人に押し付けず、知恵の光は内側にあるので自信は輝かない。

    他社が存在することによって相対性が生まれる。自身の普遍的な価値観、信念を持てるか否か。

    他人の行動を制限したり圧してはいけない。自らも自らのことを理解し、見せびらかさない。自分のことを大切だと思っていても貴い存在だとはしない。

  • 老子に興味があり選びました。

    バカボンのパパならわかりやすく頭に入るのではないかと思いました。

    老子は漢文で入りにくい

    バカボンのパパなら入りやすい

    読んで見ようという気になる

    老子は面白かった

    本質とは?

    宇宙とは?

    タオとは?

    常軌を逸した想像力

    今から2400年前にこれが出来ていたことに

    現代が最先端ではないことを思い知らされた

    思考の至高

    読まれ続けてきたことに感謝します。

    ありがとう

    老子には何が書かれているのか?

    5000字余り

    結論:無為自然 これでいいのだ、これがいいのだ

    自然、宇宙、タオの原理原則と息を合わせること

    そから生き方、自分のあり方をみつめてみて

    また新しいものの見方が私にできた


    ふわっと気になった部分
    ・相手があるから存在する
    ・タオはエネルギー?
    ・空っぽであり満タンである
    ・有るは無いから生まれる



  • 驚いた。身近に無為自然の達成者がいた。父だ。

  • バカボンパパ語訳だけ読んでいたけれど、、なんだかよくわからなかったのだ。でもこれでいいのだ。

  • 悩みを楽にしてくれる。心の縛りを解放してくれる。人から変だと言われても、これでいいのだ。

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著者プロフィール

ドリアン助川 訳
1962年東京生まれ。
明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。
早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。
放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送系列『正義のラジオ・ジャンベルジャン』が放送文化基金賞を受賞。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。翻訳絵本に『みんなに やさしく』、『きみが いないと』(いずれもイマジネイション・プラス刊)がある。

「2023年 『こえていける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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