- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049341
感想・レビュー・書評
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例句を挙げ背景から丁寧に解説下さるので私のような俳句初学者に親しみやすい本だと思います。勉強になりました。
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俳句についてあまり知らなかったが読んでみて俳句の世界はとても広いんだなと思った。思ってもいなかったと目線からの俳句であったりひらがなと漢字というだけでも全然違う俳句になったりしてとても楽しく読めた。
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春の鳶寄りわかれては高みつつ(龍太)
筍や雨粒ひとつふたつ百(湘子)
クリスマス「君と結婚していたら」(堀井春一郎) -
俳句は省略が多いため、読み慣れていないと分かりにくい作品が多いです。本作では過剰にならない解説が程よく作品世界を広げてくれます。
春ひとり 槍投げて 槍に歩み寄る
能村登四郎
解説の助けを受け、爽やかさと孤独の混じった世界が広がりました。 -
五七五の十七音の調べ。それは世界で一番短い詩・俳句。句を読んだ時の背景や作者について、季語や技法を知ることでより趣深く俳句が鑑賞出来るはず。わかりやすい解説で近代から現代俳人の幅広い作品をやさしく読み解く初心者におすすめの一冊。
昔から短文詩が苦手だったのですがそれでもきちんと俳句について教養を深めたいなあと思っていた昨今、偶然本屋さんでこの文庫本が目につき購入。一句につき2ページでの解説でさくさくと読めるのもいいですし、文学に触れること自体も初めてだよという方向けに本当にわかりやすくやさしく書かれているのも印象よかったです。せいぜい子規や虚子や山頭火と授業で知った俳人くらいしか知らなかったので、知らない現代俳人がいっぱいでこんなにいっぱいいるんだなあと驚きでした。又吉さんとの対談もよき。 -
とても読みやすくて、分かりやすく丁寧に書かれていて、俳句初心者にはうってつけだった。
技術面について、項目ごとに必要なことが書かれていて、分かりやすかった。
鑑賞について、ただ句だけポンと出されても分からないところを、さらっと鑑賞の手引きみたいなことが提供されていて、俳句を読むときの手がかりになった。見開き1ページ、もしくは半ページで1句ずつ紹介されている形式も、読みやすかった。
全体的に「俳句はこうあるべき」みたいな押し付けがましさがまったくなくて、必要な技術と著者のオススメ俳句を教えてもらった感じ。好感触な読書だった。 -
読めなく意味のつかめない漢字が沢山あった.鞦韆,紫雲英等々.月の名前が十五夜,十六夜,立待月,居待月と続くなんて,素晴らしい感覚だと思った.各俳句の解説が,非常に読みやすいし,分かりやすい.言葉を選ぶには,言葉を知らなければならないと感じた.「技法」の章もくどくどした説明がないのが良かった.