新装版 西郷隆盛 一 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050675

作品紹介・あらすじ

安政元年、薩摩の下級藩士だった西郷隆盛は、第二十七代藩主・島津斉彬に江戸勤めを命じられる。お庭方として敬愛する斉彬の傍で仕えるうちに、天下のことに目覚めていき……いま語られる西郷隆盛の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 安政の大獄まで。史実にかなり忠実だそうです。

  • 2018.7.5 読了
    実際に残っている手紙などの書簡を丹念に分析して西郷の思想や行動に迫っている。あちこちに作家としての透徹した鋭い指摘が光っており、西郷という人物を浮き彫りにしている。日本史上に類を見ない無私・無欲の人であり、永遠の革命家であったことがよくわかる。西郷と同思想の人がもっといて国造りを行なっていれば明治以降の政治は全く別の発展を遂げていたに違いない。

  • すごい昔の作品やからビビッてたけど、意外と読みやすくて助かった!◎ お由羅騒動・斉彬様・安政の大獄・入水自殺・大島・これからが本番。久光との軋轢がこれからどうなるか楽しみ◎

  • 読み切るのに時間がかかるのは、政治向きの話が多いからか?薩摩の視点で幕末維新を見ると、冗長で読みにくい。

  • 海音寺潮五郎が幕末維新史から描き出す西郷隆盛の真実。2018年大河ドラマは「西郷どん」。史伝文学の最高峰、新装版で4か月連続刊行、海音寺西郷。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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