残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041057056

感想・レビュー・書評

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  • まだまだこの物語の余韻に浸りたい最終巻。
    紅屋に嫁いだおよしが臨月にかかるというのに、夫の藤吉が金をもって行方不明になる。一度帰り今度は50両をもち、いなくなる。
    慌てる猫字屋の面々。
    おかっぴきの手先の文治の結婚。
    佐伯の幼馴染の行方。

    悲喜交交の最終巻。

  • シリーズものの時代小説。江戸時代の人情味豊かな生活を味わうことができた。末期がんを患う著者の最後の作品だと思うが、小説家としてのプロ意識が感じられた。

  • 裏表紙に“シリーズ最終巻”と記載ありました。

    「照降町 自身番書役日誌」からの流れで読ませて頂いていた、このシリーズもついに・・・と感慨深いものがあります。
    人情あふれる照降町の住人達の様が、生き生きと描かれていた、良いシリーズだったと思います。

著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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