- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041061688
感想・レビュー・書評
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不動、多聞、実菓子の新たな真実が次々と判明していく。なぜなぜが読み進めていくうちに判明していく。伏線回収のうまさが際立った小説だつなあ。
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すさまじい。
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重層的に入り組み、要約するのも簡単ではない悲劇に、慈しみ合っている多聞・不動・実菓子の三人翻弄されて、傷つけ合うことになるのは、いつもの通り。けれども敵役からの非難されるのだが、この三人、ホントに自分たちだけで完結していて、いい意味でも悪い意味でも、他人に興味がない。抜き差しならない悲劇は、実は彼らの外側で展開していたりする。
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歌詞のない旋律を母音のみで歌う歌手・実菓子の自伝インタビューに指名された青鹿多聞。二人の繋がりは哀しくも壮絶な過去にあった。徐々に明らかになる真実が解き明かされた時、新たな事件が起こる。
ちょうど映画の横溝正史・金田一耕助シリーズを再見していたので、本作の没落した旧家の雰囲気や因習、呪われた血の因縁やタブー等の雰囲気にはまった。ただし、登場人物全員に感情移入出来ないのは、読み進めるのが辛い。 -
まんま解説のとおり、読まされてしまった。
遠田作品は重くてしんどくなるので、ここのところ敬遠してたけど、何故かまた読んでしまった。笑
やっぱり重くてしんどい話だったけど、あれよあれよと読まされて、なんだかんだで今後も気になる作家さんの一人だなと。
ごんぎつね、何十年ぶりかに思い出したらせつなくなった。 -
旧家特有の深い闇を表すかのような歪な家族のカタチを描いた本作は目を覆いたくなるぐらいのキツさでしたがぐいぐいと引き込まれていく自分を抑えきれませんでした。後半からの伏線回収はまるで寄木細工のようで綺麗に騙されましたが悪い気はしませんでした。
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なんか最後、強引にいい話になった感じで。うーん。
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ドロドロな人間関係...
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もっと話し合えよ〜!とか、もっと外部が適切に介入しろよ〜!と言いたくなる。暗いので、元気がないときには読まないほうがいい。