ダークゾーン 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 233
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062470

作品紹介・あらすじ

何だこれは!? プロ棋士の卵・塚田が目覚めたのは闇の中。しかも赤い異形となって。そして始まる青い軍団との戦い。軍艦島で繰り広げられる壮絶バトルの行方と真相は!? 最強ゲームエンタテインメント!

感想・レビュー・書評

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  • 将棋もファンタジーもホラーテイストも好きな身としては、夢のような小説。

  • 将棋のことは詳しくないけどこの戦いは頭脳戦というより心理戦なのかな

  •  冒頭からいきなり人間が駒となる将棋のようなデスゲームに強制参加させられるシーンから始まる。面白くて一気に読んだ。ゲームの謎やなくなっている記憶も気になるし、単純にゲーム展開や様々な戦略の凄さにも舌を巻く。どうもキュクロプスが信用できないが、主人公も物語が進めば進むほど性格の悪さが露呈してくるし、手放しで赤軍を応援できない。
     最近はいろんな本を読みたいという気持ちが先走り、時間のかかる上下巻は敬遠する傾向にあったが、こんなに面白い作品を取りこぼすこともあるので自分のアンテナに引っかかったものは躊躇せず読まねば、と実感。

  • 下巻に総括。

  • 将棋のルールを全く知らないということもあり、正直に言って退屈でした。ただどう決着するかは気になるので、下巻も今から最後まで読みたいと思います。

  • 現実とのリンクはいまいちだけど、ダークゾーンでの戦闘が面白い。何もわからない状況から徐々に明らかになっていくルールを駆使した戦略、心理戦は素晴らしい。 ただし将棋を全く知らないと少しつまらないかも。(穴熊とか言われてもなんのことかわからないだろうし) どうも好き嫌いのわかれる作品のようだが、個人的にはかなり楽しめた。 映画にしたらすごくわかりやすいと思うが、これを文章でも伝えることができる貴志祐介はすごいと思う。

  • 【2023年46冊目】
    虚構の世界(?)で行われる命をかけた闘い。まるでゲームのような世界観ですが、役柄は太字で表記されているので、比較的理解しやすいです。謎を残したまま下巻に続くわけですが、ゲームの謎だけでなく現実世界における謎も残されたままとなっています。心理描写よりも情景描写が多いので、世界観に入り込めるかどうかは、人によるかもしれません。

  • 名前や設定を理解するまで大変だけど、すっごい面白い。寝ないとしんどい飛行機移動で読み耽ってしまった。(案の定その後しんどかった)

  • 2回読みたくなる

  • 記録

  • プロ棋士を目指す塚田は、ある日突然、ダークゾーンと呼ばれる異次元空間にて赤い怪物と化した姿で目覚める。周りには怪物となった友人や恋人が「赤の軍勢」の駒として転生しており、塚田は王将として青の軍勢との7番勝負を命じられる。将棋のような対戦ルールのもと、異次元空間にて繰り広げられる「赤の軍勢」と「青の軍勢」の対戦(対局)を描いた物語。

    勝負の行方が気になるのでスラスラとは読めますが、登場人物が主に駒として扱われるため、話に感情移入しづらく読みにくさは感じました。 このまま続けて下巻を読みたいと思います。

  • 耳馴染みあるゲームを使って奇怪に展開していく現実世界を表現した上で、そこにある「不可解なことへの恐怖」と、同時に「日常世界に起こるミステリー」を交互に描いていくことで、読み手を苦しめ追いたてる様は素晴らしい!
    塚田のキャラはムカつくけれど、下巻の展開が楽しみ。

  • 主人公がシミュレーションゲームの世界に
    飛ばされ、恋人、友人を巻き込み戦うお話。
    心理戦やゲームルールなどゲーム好きには引き込まれる
    内容ではあるが、一般的に受ける内容では
    ないかも。
    話のオチも世にも奇妙な物語的でスケールは小さい。
    まぁ、面白かったけどね。

  • 201712/上下まとめて。将棋ベースのバトルもの、というのかな。結末が気になるので一気読みだったけど、戦術・戦闘シーンとかも楽しめなかったし、登場人物達も物語の駒(まさに…)過ぎて好みではなかった。貴志さん作品好きなんだけど、大抵こっち系のジャンルと私の相性が悪い気がする。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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