- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041071182
感想・レビュー・書評
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鹿の王本編に続きこちらを読みましたが、物語としては一番「絵」が浮かぶ内容で、良い展開、終わり方でした。
読み終わった後、現代医療とホスピスの関係を考えずにはいられませんし、自分の人生、家族の人生を考えずにはいられません。色々な想いが込められ、溢れる作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鹿の王からかなり時間が空いているので登場人物の関係性や前提とされている背景が中々思い出せず、前作を読み直してから読んだ方が良かったなと。後はメインテーマは何だ?って思いながら読んでたら読み終わってしまって、結局クライマックスはなんだったのかはっきりせず、上橋作品としては盛り上がりや物語の緩急に欠ける様に感じました。
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鹿の王の続編。
しかし本当に児童書か?と思う。
いくら医学関係のお話で、直前に「著(いちじる)しい効果」とふりがなつきで説明してるとは言え直後の台詞が「~が著効して」(ふりがななし!)ですよ。
そんでもって主人公ホッサル(血筋の良い貴人の若旦那)と恋人ミラル(平民)の身分差から「愛人」なんて言葉がぽんぽんと……
タイトルはミラルの父親がかつて見たことのある印象的な橋から来ていますが、そのシーンは何気ないワンシーンなのに、後からこの物語の背景がぐぐっと読者の中で重なってきて上手い。
お手軽文章タイトルラノベには真似できない(ま、する必要がないんだけど)余韻の深め方。
影山徹さんのイラストも良い。
装画 / 影山 徹
装丁 / 坂川 栄治+鳴田 小夜子(坂川事務所)
地図デザイン / 大原 由衣 -
鹿の王の続編、ということは
ヴァンとユナのその後がわかるのかなと一瞬期待。
そちらではなく
オタワルの医術の方にスポットを当てた物語でした。
ホッサルとミラル。
身分が違うけれど、お互いなくてはならない存在。
その関係に一つの光が見えて本当に良かったと思った。 -
鹿の王は過去読んだ中でもトップ10に入ってくるぐらい面白い。世界観が壮大で作者になんとか付いていくので精一杯。でもついて行った先にすごい面白さが待ってる。今回も感動した。
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2020.10.18