小説 空の青さを知る人よ (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041086551

作品紹介・あらすじ

これは、過去と現在をつなぐ、せつなくてふしぎな“二度目の初恋”の物語――山間の町に住む高校生・あおい。ある日突然、姉・あかねの昔の恋人・しんのが13年前の過去から時を超えて現れて……。
*表紙画像は仮のものです。

感想・レビュー・書評

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  • 2020年2冊目。映画も良質で興味深かったので、小説版も堪能してみました。メディアの違いならではの楽しみ方がしっかりできる作品。エンディングが特にそうで、映画であればクレジットに合わせてスライドショー的に流れる顛末が、小説版では登場人物の感情もちゃんと読み取れて楽しかった。とはいえ、映画観てるとやっぱりそっちに引っ張られると思いますが。何はともあれ印象的な一冊です。

  • 映画を観てから読みました。
    10代の真っ直ぐな想い、30代の生き方や葛藤についてよく描かれた作品だと思います
    年代を問わず読むべきです
    映画は特に良かったです

  • この本を読んでから気になってた映画を見た
    感動した
    純粋だった頃と現実を知った今
    選択って大事
    考えるより行動すること

  • 映画は見ていませんが、額賀澪さんが書いた小説ということで、読んでみました。
    読み始めて、姉妹物として非常に面白そうに思いましたが、恋愛的な部分がちょっと分量が足りないというか拙速という印象を受けました。
    あおいの4才のころの気持ちが、あおいが高校2年生のときの恋愛感情に結びつくところが、あまりリアリティーが感じられなかったです。そこに、ちょっと違和感が残りました。
    姉妹の話の部分は、最後の方でも良かったです。

  • 映画があることを知らずに読みました。
    内容的には、若い人が読むものかなとは思いましたが
    自分にも問いかけたくなる部分があります。
    18歳の夢と希望にあふれた自分が31歳の自分を見て
    ガッカリする・・・。
    果たして自分はどうだろう?と考えさせられました。
    きっと18歳の私もガッカリするんだろうな、と
    思ったときに、たとえ理想の大人にはなれていなくても
    自分なりに頑張って充実した生活を送っているよと
    言えるようにならないとなと思える1冊でした。
    久々の読書だったので、次は長編読みたいかな。
    薄かったので通勤電車だけでも1週間で読めました。

  • 映画から入りましたが、面白く読めました。独自設定も雰囲気を壊さない程度だったかと思います。

  • 成長した自分が、自分が望んだ自分ではなかった。
    自分自身が「置いていかれた自分」だったというのはどんな気持ちだろう。
    彼は真っすぐすぎる。
    一人でお堂にいる間、彼は何を考えていたのだろう。
    真っすぐすぎてつらい。

  • 映画は見てません。

    青春っぽさはあります。
    夢を追ってる人には響くのかも。
    何かやりたいことがあって上京したい、みたいな気持ちにはなったことがないので
    共感できるポイントは多くないのかも(;´∀`)
    面白かったですが。
    あおい目線で進む話は、あおいの心の中の葛藤も覗き見れて
    苦しさとかも伝わってくるようでした。

    映画だとどのような見え方になるのか気になりますね。

  • 今と昔の姿で現れた初恋の相手、また主人公の姉の恋人であった男と再会する。
    主人公と姉の友情がとても良い。が、映画がおもしろそうだったので期待していたが、思ったようなストーリではなく残念。男の一途な気持ちが可愛らしい。

  • 映画のノベライズ。映画は視聴済みなので、わりと早く読めた。家族とほのかな恋と再出発の話、かな。高校生のあおいにも、大人のあかねや慎之介にも共感出来る。
    映画でもそうだったけど、あおいがあかねのノートを読むシーンはジーンときた。

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著者プロフィール

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する。著書に、『ラベンダーとソプラノ』『モノクロの夏に帰る』『弊社は買収されました!』『世界の美しさを思い知れ』『風は山から吹いている』『沖晴くんの涙を殺して』、「タスキメシ」シリーズなど。

「2023年 『転職の魔王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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