- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041089842
感想・レビュー・書評
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なんと登場人物の多いことよ・・・。物語の途中で繋がる人が居たりいなかったり。過去と現在、死者と生者、夢とうつつ。最後にアッと驚く仕掛けがあると思いきや、特に何も起こらず。印象に残る人物も思いつかない。読み終わった後の不完全燃焼感がハンパなし。あえて言えば、自転車で疾走する老女のハナシがもっと読みたかったかな。
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100人以上の生活の断片を覗く感じ。
所々張ってある伏線も面白かったし、再登場する人物には「あ!あの時の!」と道端で知り合いに遭遇した時のような気持ちになった。
でもこの本の目的がよくわからなかったから評価は1.5くらい。焦って読む本じゃない。 -
100人以上のそれぞれの、様々なお話。
繋がりが有るようで無い、時空が連続しているようでしていない、何処かで何かの接点が有るようで無い、不思議な話。全然読了の開放感は無いけれど、取り敢えず一気読み。なんかずるい。とても卑怯な短編集。 -
1番大好きな江國香織さんの新書。長い時間をかけてちびちび読み進めたけれど、いつでもすぐ世界観に浸れて素敵な体験でした。100人以上の登場人物がいるストーリーでは、すごく共感できる人もいれば、全然できない人もいて。それは現実世界そのものだと感じた。どうかこの物語のように美しい世の中であることを願うばかりです。
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読み終える直前まではおもしろく読んでいたけど、最後読み終えた時、さらっと終わってしまい、ちょっと疲れました。最後これがどうまとまるのだろうかって気持ちで読んでしまうと面食らう内容だなと思った。
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とにかく読み疲れました。
途中で「そういうことか」と気付いて、肩の力を抜いて読み進めていきましたが、最後まで少し落ち着かない気持ちでいました。
読みながらボリスヴィアンの「日々の泡」(うたかたの日々)が思い浮かんでいました。なんだかよくわからない不思議な世界に紛れ込んでしまいました。全く関係ありませんが。
時空がどこか変なところでつながっているような、そういうことって、あってもおかしくないと私は思います。