- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041092439
作品紹介・あらすじ
「この猫が怖くてたまらない」――ポー新訳2冊連続刊行!(2巻は22年3月発売)
おとなしい動物愛好家の「私」は、酒に溺れすっかり人が変わり、可愛がっていた黒猫を虐め殺してしまう。やがて妻も手にかけ、遺体を地下室に隠すが…。戦慄の復讐譚「黒猫」他「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「赤き死の仮面」といった傑作ゴシックホラーや代表的詩「大鴉」など14編を収録。英米文学研究の第一人者である訳者による解説やポー人物伝、年譜も掲載。
あらゆる文学を進化させた、世紀の天才ポーの怪異の世界を堪能できる新訳・傑作選!
●傑作ゴシックホラー+詩
赤き死の仮面 The Masque of the Red Death (1842)
ウイリアム・ウイルソン William Wilson (1839)
落とし穴と振り子 The Pit and the Pendulum (1842)
大鴉(詩)The Raven (1845)
黒猫 The Black Cat (1843)
メエルシュトレエムに呑まれて A Descent into the Maelstrom (1841)
ユーラリー(詩) Eulalie (1845)
モレラ Morella (1835)
アモンティリャードの酒樽 The Cask of Amontillado (1846)
アッシャー家の崩壊 The Fall of the House of Usher (1839)
早すぎた埋葬 The Premature Burial (1844)
ヘレンへ(詩) To Helen (1831)
リジーア Ligeia (1838)
跳び蛙 Hop-Frog (1849)
作品解題
数奇なるポーの生涯
ポー年譜
訳者あとがき
感想・レビュー・書評
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1.おすすめする人
→最古のミステリーを読みたい、
ホラー要素がほしい
2.感想
→エドガー・アラン・ポーの短編集。
当時の様子を想起させるゴシック調の建造物や
その歴史が事細かに記載されていて、
人間の本来の怖さをリアルに感じられる。
どの話も印象的だけど、
「アッシャー家の崩壊」はとても気味悪かった。 -
情景描写も心理描写もまるでイメージできず。読む人の感性や趣向によるのであろうが、私はまったく受け付けなかったです。
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ポーのゴシックホラーなどの短編14編
難解な箇所があったな
「落とし穴と振り子」
異端審問で拷問にあう男
辛すぎる、って思ってたら‥
ラストでいちばん好きかな
「黒猫」
酷すぎると思ってたら‥
ざまあみろだったな
「跳び蛙」
爽快な復讐だったな
「アモンティリャードの酒樽」
よほどの目に遭ってたんだろうな -
江戸川乱歩は読んだことあるけど、そういえばエドガーアランポーの本はあんまり読んだことないかも、と思って読んでみたけど、表題の『黒猫』まで読んで中断。勝手にミステリーのイメージ持ってたら、ガチガチのゴシックホラーで震えちゃった。翻訳されたものしか読んでないけど、独特の文章とストーリーだったのでポー自身に興味を持って巻末の『数奇なるポーの生涯』を読んだら想像通りの狂人だった。
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TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00609533 -
2.7
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ポー、生き埋めへの執着がありすぎる(と思わせる収録作品のセレクション)
ブラッドベリ「火星年代記」の一編「第二のアッシャー邸」で引用されているオリジナルを知りたくて読みました ブラッドベリがポーから非常に強く影響を受けていることが文体からさえもよくわかる 全体を通してグロテスクな銀細工のような文章 (「ポオはぼくの従兄弟」とまで比喩するのも納得)
現代のエンタテイメント価値観で読むと「エッ、結末、やさしー!!」と感じる編もあり面白い
「アッシャー家の崩壊」はスティーブン・キング「シャイニング」の元にもなっているのだろうなあ