- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041099582
作品紹介・あらすじ
謎の人物「名無し」によって某山麓に呼び出された7人の高校生たち。翌朝、山小屋に宿泊した彼らが見つけたのは、顔を念入りに破壊され、串刺しにされて炙られる死体だった――。惨劇が幕を開ける!
感想・レビュー・書評
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仲良しの8人は受験勉強の気分転換で登山をし、1人が行方不明になった。
1年後、残された7人の少年少女は、同じ山に集まっていた。彼らには、差出人不明のメールが届いており、「山に登れば、1年前の死の真相がわかる」という。
疑いや中傷で傷ついた7人は、陰惨な記憶を振り払い再び山を登り始めるが……。
1年前に行方不明になった友人の失踪の真実を知るため、事件の起こった山に再び登り、新たな事件に巻き込まれる少年少女たちを描いたホラーミステリ小説。
仲良し8人組とか言いつつ実は全く仲の良い感じがしなかったり(むしろ仲が悪そうに感じる)、感情移入する間もなくどんどん人が死んでいったり、というか感情移入するにしても主人公含め皆性格に難があってあまりにも没入しづらかったりと、色々突っ込みどころはあるのですが、トラウマや心の病の扱いがあまりに軽い所が一番気になりました。
言い方はあまり良くないかもしれませんが、超低予算ホラー映画っぽいというか。何も考えず息抜きに読むにはちょうど良いかもしれません。 -
殺人のシーンだったり、何か、物語の中の大きな部分以外のところは少し難しかったりする小説ではなく、読みやすく内容が理解しやすい、かつ怖い部分もしっかり楽しめる本だった。登場人物が多い分、考察の選択肢が広くなるから、展開の楽しみ度が高くてよい、、最後まで目を離せない、とやらです、
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読む前から予想はできていたが、B級ホラー映画という感じ。B級だとしてもそれなりにエンターテインメントとして楽しめれば満足なのだが、そういう意味での面白みもあまりなかった。「山小屋に7人が泊まり込み、1人ずつ殺されていく」なんて最高に面白くしやすいシチュエーションだと思うのに、その設定も全然活かされていなかったし、次はどうなるのか!?というハラハラドキドキもなかった。
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【購入きっかけ】
薄くて読みやすそうだったため。
まさか内容まで薄いとは思ってもみなかったけれど。
【感想】
暇な大学生がB級スプラッター映画を観たあとに三時間くらいでばばっと書いたような小説。一応ジャンル的にはミステリー&サスペンスもの。
まず登場人物が7人もいる時点でいろんな意味で心配だったけど、ちゃんと大丈夫じゃなかった。
登場人物が多いから文体は、
「Aのセリフ」
とAが言った。
「Bのセリフ」
とBが言った。
という感じになってしまい、かなり稚拙な印象を受けた。もうすこし登場人物を絞って、一人一人をしっかりかけばよかったのに…と思った。
設定もやばかった。
まず主人公がいきなり多重人格だし、どうみても怪しそうな双子も出るわで、とにかく安っぽい。
映画でも開始1分くらいで「あ、これB級だな」って分かるけど、小説の場合は読み始めて10ページくらいで分かる。それでも200ページ以上もがんばって読んだ自分をほめてあげたい。
【どういった人におすすめできるか】
セリフ多めなので、読みやすいか読みにくいかでいえば「読みやすい」部類だとおもう。また、とりあえず人がたくさん死ぬのでサスペンスものが好きな人はもしかしたら楽しめるかも。