小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102527
感想・レビュー・書評
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もちろん、こういう本を読んだからといって、小説を書いてみようなどという大それたことに挑戦しようことでは毛頭ない。
「新宿鮫」シリーズをずっと読んできて、それを書いた作家が小説を書くということをどのようにとらえているのか(コンセプト)ということに興味があったことと、実際に文章を書くときにどんなことに注意して書いているのだろう(技術)ということを知りたかったのである。
文章を書き、それを自らの生業にしているというのは、あらためて大変なことだと実感させられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#読了。なるほど、作家さんというのはこういうことを考えて書いているのか、というのがよく分かった。もちろん作家さんによって考え方も、取り組み方法も変わるのだろうが、大沢さんは好きな作家だったので興味深く読めた。しかし、作家というのはなかなか食えない職業なんだな。
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憧れの職業、作家。ホテルで缶詰になっての執筆にも憧れたりするけど、実際は大変なんだろうな。自分の才能のなさを実感。本気で目指す人は必読か。あまり他に類のないタイプの本。
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箇条書きをして別途概要を保存している
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雑誌、『野性時代』誌上で行われた、小説講座の内容。
小説で食べている、現役のスタイルが良く分かりました。 -
小説を書きたい人だけではなく、物書きを目指す人なら読むべき本。このクラスの作家と容易に話す機会などあるはずもなく、疑問に思っていることや疑問にすら思わないことを知る良いきっかけになる。
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新宿鮫でお馴染みの作者、大沢在昌氏の小説創作指南。
具体的かつ、分かりやすく、しかもこのような本にありがちな「退屈さ」を感じさせない秀逸な内容。
氏のエンターテイメントに対する意識の高さが講座自体にも滲み出ている。 -
小説を書くに当たって心得ておきたいことや、陥りやすい落とし穴などが書かれていてとても勉強になった。
出版業界の縮小に伴い激化していく作家社会でどうやって生き残るか。結局はインプットとアウトプット(特にインプット)、そして無から有を悩んで悩んでひねり出す努力というところに尽きるようだ。
ただ作家になるのではなく、「生き残る」作家に私もなりたい。 -
私自身は小説を書いたことも書く気も今のところ無い.
角川の優待でなんとなくこの本をもらった.
作家がどのような意識で物語を作り構成するとよいかが書かれている.
今後小説を読むときに意識して,作家が何を考えて文を作っているかも想像しながら読んでみたいと思った.読むのはラノベばっかりですけどね. -
デビュー作だけで消えていく作家、今でも最前線で活躍する作家、作家の技術について書いてはあるけど、それ以上に作家として生きていく生き様について読ませてもらった気がします。でも、作者の本を少ししか読んでいないので、これから他の本も読むことにしようと思います。