天命の扉

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102558

感想・レビュー・書評

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  • いろいろな人の視点に変わりまくるから、少々読みづらかったし、感情移入がしづらかった。なんだかなーという感じで。

  • 議会の場で議員が射殺されたけど犯人わからんし銃も見つからんしで困る話。

  • 堂々と会議中に暗殺された市議。その人となりはまったくもって清廉潔白。密室事件だというのに見つからない凶器。謎めいた和歌と、冤罪の可能性がありながら死刑になった男。そして県知事が掲げる、セーフコミュニティ構想。
    社会派ミステリとしてはこの上ない舞台が揃っているうえに、民俗学にも焦点が当たっていて、まあ「田舎ならでは」といった感じだな~。

    被害者遺族と加害者家族を描く「遠藤節」は今回も健在。とはいえ、プリズン・トリックのときはアイデアの斬新さと「新人だから」ということで見逃せていた粗が目立つようになってきたなぁ。
    たとえば、セーフコミュニティがずっと主軸とされていたけれど、読者にはセーフコミュニティがなんなのかわかりづらい点とか。あと、イラク戦争帰りの県警本部長とか「その設定必要だった?」ってくらい空気だし、凶弾に斃れて作中で再起不能と言われたはずの知事は撃たれて一週間ぐらいで復帰してるし。

    個人的には、犯人に検討がついてからもまったく的外れ(と読めてしまった)な相手をいつまでも追っている警察が無能に思えて仕方なくてイライラしてしまった。

  • う~ん、秘仏を見たいが為に人を殺す…判りません。

    ここまで手の込んだやり方で…よく判りません。

    意外と引っかかり無く読めんたんですが…ラストがイマイチだったかな…と。

  • まぁまぁ面白かったかな。途中で犯人も動機も読めてしまったので、意外性はなかった。

著者プロフィール

1966年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
2009年『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『トリック・シアター』、『天命の扉』、『原罪』、『龍の行方』など。

「2014年 『現調』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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