さあ、地獄へ堕ちよう

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
2.82
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本棚登録 : 193
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102923

作品紹介・あらすじ

身体改造、裏サイト、居場所を見つけられず悲鳴を上げる魂たち-。第32回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 私には面白かったけどな

  • 私には面白くなかった

  • もうグロすぎて痛くて、内容がよくわからない。
    でも、興奮するし何故だか納得してしまう。

    こんなタブーを書いてしまう作者には脱帽。

    言葉は本当の意味として、相互理解できないのかもしれない。でも痛みは人間の究極の共通意識かもしれない。
    だから、人と人とのつながりを築くために苦痛を介するコミュニケーションがSMなのかもしれない。

    人はランニングなど究極に疲れるとランニングハイになり脳内麻薬が出るし、辛いもの食べても出るので何度も繰り返す。痛みを得るとそれに対抗するために脳内麻薬が出て、気持ちよくなるのかもしれない。

    僕はやろうとは思わないが、SMのことが少し理解できたかもしれない。

  • 主人公の語り口調というか感情を垂れ流すような文章で進んでいくのが好みに合わず、さらに主人公が勝手な妄想から3人も、特に悪くない人間を殺して、反省ないのがムカつく。人殺しが逃げ切るパターンは、殺される奴が極悪ならいいけど、この主人公はムカつくやつなので。最後は捕まる感じで終わるからまだいいが。どんでん返しといえば、リストの死体が替え玉というぐらいでうだうだと無駄に長い

  • だらだらとSMバーで働くミチが幼馴染と再会。彼は「地獄へ堕ちよう」という闇サイトにアップされた自分が殺したという人物の死体写真を見せる。そのサイトと幼馴染の真意が気になっていたある日、ミチの同僚の無残な死体写真がアップされる。これがきっかけで、サイトの本当の目的を探り始めていくと・・・。あくまで普通の範囲内の壊れっぷりだったミチがより壊れた人物に会っていくうちに取り返しがつかない事になっていく展開が読めず。痛いグロい描写が多めで読むのちょっとしんどい。でも最後は一応謎に説明ついたのでまずまず。

  • SMバーのM嬢として、バカなふりをして働くミチ。安定剤と眠剤で自分を誤魔化しながら生きる毎日。ある日、偶然再会した幼なじみ、タミーから「地獄へ堕ちよう」というWebサイトの存在を教えられるが…

    おおおお…これでもかとアンダーグラウンド…!全身タトゥー、ボディピアス、人体改造などエグいというか痛い描写が多いので、なるべくリアルに想像しないようにしないように読んだのですが、何度か意識が遠のきました。

    退廃的な雰囲気の中、意味ありげなSNS。その正体が知りたくて最後まで頑張って読んだんですが、予想通りだったのでちょっと肩すかし…もっと何かすごいものなのかと…うーむ。

  • SMバーのM嬢としてばかな振りをして働く、死にたいが内心の口癖で心療内科の薬が手放せないミチと、再会した幼馴染男子や同僚、自殺サイトと殺人。滑らかに描かれる拷問が痛くて、でも読み進められなくなる程ではなく、軽妙な展開と語り口が心地好くとても引き込まれる。表紙とは裏腹なビビッドな女の子達。どこか可愛い。

  • 友人の死の謎を追う主人公のミチ。“地獄へ墜ちよう”という不気味なサイトは一体何なのか?
    SMバーでバイトする薬物&アルコール依存性のヒロイン、再会した幼なじみは殺人者。
    親しくなった女友達は美しい身体に惜し気もなく全身刺青&ボディピアスに人体改造中…
    よくぞここまで、と徹底したアンダーグラウンドの世界観。ご縁の無い世界を覗き見した気分。

  • ミステリ的にはうーんって思ったんだけど、
    でも身体改造に関する知識や、それらをする人たちの気持ちみたいなものは分かる。脚切りの「生まれ変わりたい」という気持ちからの身体改造とか。

  • 第32回横溝正史ミステリ大賞受賞作。W受賞。
    M嬢のバイトしているミチは、幼馴染のタミーに偶然会い、「地獄へ落ちよう」というサイトを知る。
    グロだの評判だから、読むのためらったのだけど、なんか平気だった。文章が軽めだからか。かつみんで慣れてるせいか。
    ボディピアスだの、眼球取り出したり、脚切ったり、身体改造な話。あまりぴんとこないが、自分を変えたい、ということだと言われれば、そうなのかなぁっと。
    リストの過去が衝撃的。娘をピアニストにしたかった母が、娘の指の間を切る。そういう手術があるって、きいたことあるけど。そして、イヤなのは切られたことではなく、そんな母の望みを叶えられなかった自分というのが泣ける。
    で、リストとミチは手に手をとって逃げるのであった。

    って、しゅのたんに影響受けたらしい。そんな人が作家として出てくるようになったんだなぁ、と時の流れを感じるわ。

  • SM嬢が殺人サイトの事件に巻き込まれる。
    エログロなので人を選ぶが,いい意味で予想外の面白さだった。

  • SMバーで働くミチは裏サイト「地獄へ堕ちよう」を見て、凄惨な事件に巻き込まれていく。同僚のルーシーやリストと彼女の知人達の異常な性癖も読み応え有り。これはいうなればSMミステリだ。読んでいてもSMの異常さが良く出ているのだが、不思議と嫌悪感はない。これはミチの性格によるものか。ラストはむしろ爽やかですらある。

  • え?
    これおもしろい?

  • 私的には人体改造や薬の乱用と、
    グロい表現ばかりで好きな内容でした(*´-`*)

  • ぐろい
    リスト
    ミチ
    タミー
    ミステリー

  • グロい!気持ち悪い!痛い!

  • 痛い描写がしつこくて嫌だった。
    読み飛ばしてたらいつの間にか終わってた。

  • まあまあ良かった

  • マゾの話。キモイ。登場人物全てがキモイ。死体や死体損壊の描写がエグい。有害図書レベル。

  • 女主人公がここまでしてしまう動機が弱くないか。

  • 「第32回横溝正史ミステリ大賞」だそうだ。
    “そこはかとなく嫌な感じのする話”ではなく“ド直球で嫌な感じのする話”でした。なぜこれが横溝第正史ミステリ大賞??と思いながら読んでましたが、最後の20頁ぐらいでちょっとミステリっぽい流れに、「これか~??」。
    う~ん、主人公の心情変化もなんだかよくわからなかったし、まぁ文章は別に読めたので最後まで読んだけど、人には薦めませんかね。

  • うー、気持ち悪い。
    でもついつい最後まで読んでしまった。
    横溝正史賞って言うからミステリーだと思ったがこれは。。。

    やっと読み終わった。あー気持ち悪い。

  • こんな世界があるのかーと感心するほどグロかった。

  • 第32回横溝正史ミステリ大賞受賞作。SMとか身体改造とかハードなテーマを扱っている割りにはストーリー展開がご都合主義的で薄っぺらい。横溝正史先生も草葉の陰で泣いておられると思います。余談ですが、Amazonでこのタイトルを検索したときにヒットする「暗号名サラマンダー」の表紙を見て驚きました。コレはアカンやろ。

  • 「第32回横溝正史ミステリ大賞」だそうだ。
    “そこはかとなく嫌な感じのする話”ではなく“ド直球で嫌な感じのする話”でした。なぜこれが横溝第正史ミステリ大賞??と思いながら読んでましたが、最後の20頁ぐらいでちょっとミステリっぽい流れに、「これか〜??」。
    う〜ん、主人公の心情変化もなんだかよくわからなかったし、まぁ文章は別に読めたので最後まで読んだけど、人には薦めませんかね。

  • 横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。

    フィルタをかけずに読んだつもりなんですが、
    正直、読んで損したなと思いました。

    エログロもバイオレンスも平気なので
    減点対象はそこではないです。

    まぁ、そうなんだろうなぁと最初から薄々、感づいてましたが
    主人公の空回りオチは酷いと思う。
    そしてこれが横溝正史と名のつく賞の大賞だというのが
    なおさら酷さを増しているように思いました。

    大きく足りない何かがある。
    オチもそうだし、せっかくの設定が生かしきれていない。

    そのため星は二つです。
    一つじゃないのは読むに耐えない程ではなかったから。

  • 読んでいる最中も読後感も
    あまり気持ちのいいものではなかったです。
    こういう人体改造系?の小説が好きなかたには
    いいと思うのですが……。
    横溝正史ミステリー大賞受賞とのことで、
    それなりに期待して読んだのですが、
    好みではありませんでした。

  • 面白かった。殺人が安易かな。

  • いったいどうしたいのか?

  • 主人公、薬飲み過ぎ。

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著者プロフィール

1988年茨城県生まれ。ピアノバーのバーテンダー、クラブのボーイなど異色の経歴を持つ。2012年、『さあ、地獄へ堕ちよう』(KADOKAWA)で第32回横溝正史ミステリ大賞を、史上最年少の24歳で受賞しデビュー。繊細かつ破壊的な筆致で独自の世界を紡ぐ本格ミステリ界の異端児。著書に『CUT』、『柩の中の狂騒』(ともにKADOKAWA)、超能力者の団体の研究所を舞台にした青春ミステリ『ブラッド・アンド・チョコレート』(東京創元社)、『あなたは嘘を見抜けない』(講談社タイガ)など、話題作を次々と刊行する。

「2018年 『あなたの罪を数えましょう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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