「心の時代」にモノを売る方法 変わりゆく消費者の欲求とビジネスの未来 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103531

感想・レビュー・書評

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  • 「売れない」と悩む経営者や営業マンは必読の書。

    現代およびこれからの消費社会についての論考。
    これまでと大きく変化していることに気がつくか否かがビジネス成功のキーを握っている。

    様々な事例を紹介しながら、新しいビジネスに必要な要件、考え方を学ぶ。

    <チェックすべきポイント>

    ・「縮む消費」と「選ぶ消費」が併存
    ・所有権の移転→体験の取引
    ・現代の消費者の欲求は、「心の豊かさを求め、毎日の生活を精神的に充実させ楽しみたい」
    ・需要のないところに需要をつくる
    ・伝えるべき相手に、伝えるべき価値を伝えていない
    ・「モノ」を「コト」として見られていない
    ・「社交」の消費
    ・今日の消費者は、人と人のつながりを強く求めている
    ・心の豊かさを求める消費者自身、自分が何を買いたいのか分かっていない
    ・「わかってる」と感じる相手を切望している
    ・「嬉しい」をたくさん作ること
    ・何屋かわからない店や会社がこれから続々と現れる
    ・月謝を取るビジネスに変わっていく
    ・ビジネスが社交サロン化していく
    ・サロンという「場」が必要

  • なるほどという感じで読めた。物語を消費する社会とはどういうものかを教わった気がする。

  • 歴史や本のことを智の宝庫と言う事もあるけど、この本に書かれていることを「智の宝庫」、つまり「知識」として知るだけではもったいないし、知るだけなら過去にも似た本があったことでしょう。一度自分の体内に吸収したうえで消化してどんな知恵をアウトプットできるか、「知識から知恵」への変換を意識して読んでみると面白いヒントがたくさんあった。

  • モノが溢れている時代となり、今のモノが売れるために何を考えなければならないかとてもわかりやすく書かれた本です。読んでいて、なるほど、なるほど、と思う点が多々ありました。オススメの一冊です。

  • ワクワク→うれしい→ありがとう

  • 2012.11.22 モノからコトへと、言われる時代において、生活者が、「心のゆたかさ」と「毎日の精神的充足感」を求めているということ。そんな時代に合った、成功するビジネスの潮流があることがよくわかった。日頃から考えをめぐらしている人にとっては、この本を通じて、自分の考えを確認することができるのでは。

  • ビジネスキュレーターとして「嬉しい」を生み出す。

    システムや因果をみる。
    異常値からのモデル化能力を鍛える。
    メタレベルからベタレベルに落としこみPDSAを行う。

    スティーブ・ジョブズのiPhoneなどの開発についてのエピソードと「世界観」というのは一致するように感じる。本人が心底納得しているもの(サービス)を、絶対的な自信のもとで売ることこそが必要なのかもしれない。

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著者プロフィール

オラクルひと・しくみ研究所代表

「2022年 『「価格上昇」時代のマーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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