- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041110690
作品紹介・あらすじ
日本から14,000km離れた、世界で一番寒い場所・南極。昭和基地で活躍する観測隊に加わってご飯が作りたい! 調理師として、主婦として働いてきた経験を活かして乗り込んだまったくの“異世界”で、献立の工夫を重ねたり、人間関係に涙したり。1年4か月の奮闘の日々を新鮮な驚きを交えて綴る。テレビ出演で一躍有名になった夜食「悪魔のおにぎり」誕生のエピソードや、食材を余さず使いつくす南極流オリジナルレシピも収録。
感想・レビュー・書評
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主婦でありながら、自分のやりたいことに突き進んで行く行動力もすごいと思いましたが、それ以上にその実現に理解と協力を惜しまなかった家族が素晴らしいと感じました。
南極という何をするにしても制限のある世界で生活するというのは全く想像もつかないのですが、逆にそういった制限のない世界に戻ってきた時に制限のなさが却って鬱陶しく感じてしまう、というのは意外でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南極地域観測隊の調理隊員として赴いた日々を綴ったエッセイ。
和食の調理師の経歴を持つ主婦が「南極で働きたい」という情熱に突き動かされ、2度の落選を経て通過。長野の雪山での訓練や座学を受け、30トン以上の食糧を発注するなど準備に追われた後、遂に南極へ。
調理隊員2名で1年4ヶ月、30人分の食事をすべて取り仕切り、他の作業の手伝いもする。
映画「南極料理人」が好きで思わず手に取った本ですが、知らないことばかりで興味深かったです。
南極での生活ぶりや人間関係のトラブルなどが赤裸々に綴られていました。
命の危険がある極地で、専門分野も立場もバラバラな人たちが1年以上も寝食を共にするだなんて、あまりにも過酷過ぎると思います!
レアで貴重な体験談でした。
40代で家族を残してチャレンジした著者の勇気やバイタリティには、心を動かされました。
悪魔のおにぎりが南極で誕生した夜食だったとは。 -
『宇宙よりも遠い場所』を見て南極に興味を持ったので。
南極での生活がよく分かりました。失敗談や辛かったことが印象に残っています。 -
ふと人生を振り返った時に、自分だけが知る窓の外の景色があるって羨ましい。北極のキッチンから眺める景色なんて想像もつかない。
他の隊員との関わり合いを読んで、尊重と遠慮は違うよなあと思ったりした。 -
南極にいる間はお店屋さんもないのでお金を使わないとか、手を洗うことさえ水のことを考えなくてはならないとか、行動も制限がある生活。
お子さんがいる著書さんの夫が理解がある人なのだなぁと感心する
一年間ある食材で30人分の朝昼晩を作るなんて
想像ができない
帰ってきてからの南極ロスの体の状態がキツそうでリアルだった -
202202/自分になじみのない世界を知ることができてとても面白かった。読みやすくわかりやすく、情景が浮かぶ文章なのもすごい。ただ、年々こういうのに敏感になっているのもあるけど、めちゃめちゃプロの料理人なのに「普通の主婦が~」とかタイトルの「かあちゃん」とかありきにはモヤモヤを感じる。このほうがわかりやすく売るのに必要なんだろうけど。
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こういう冒険感のある本はどうしても惹かれる。
極限の場所での生活、とても魅力的だった。
「夢は見つけるものではなくて、出会うもののような気がします。だから無理に見つけなくても、出会えた時に全力でチャレンジできるスキルを少しずつ身につけておきたい。」
「人と違うことをするのは勇気がいりました。でも誰もができないだろうと思っていたことをやり遂げたら、そこにはゆるぎない自信が生まれました。」
グッときたー。
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正直、この本の作者が「かあちゃん」であることはあまり重要ではないのでは、と思ってしまうけども。
やりたいことをやり通した1人の女性料理人の話です。とっても素敵です。
南極に憧れて、南極で料理人をしたかった。
その夢を実現するために、どれだけの努力があったろうか。かっこいい。
南極での食、南極での暮らしを覗くことができました。楽しかった!
悪魔のおにぎりの発案が南極料理人って、みなさん知ってました? -
「南極の食卓」のあとに、読んだ本
南極で作ったごはんのレシピ、家族のこと、調理隊員の私の1日、面接内容、ケンカ、娯楽、困ったことなど、「南極の食卓」で軽く触れていたことが、具体的に書いてあって、この本も面白かった
すぐに読めるので、2冊読むといい -
第9回ビブリオバトル全国大会inいこま予選会①オンラインで発表された本です。チャンプ本。
2024.2.3
2024.3.10開催の第9回ビブリオバトル全国大会inいこま決勝に進出。
https://www.youtube.com/watch?v=hHJZbBs_KLg
著者プロフィール
渡貫淳子の作品





