高校事変 X (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.80
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本棚登録 : 591
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041110706

感想・レビュー・書評

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  • 星3.5

    相変わらずというか、JUMPの主人公のように敵がどんどんと強くなっていく。

    流石に、軍人に勝つと言うのは、やり過ぎな気がするので、星を0.5落としました。

    次巻がいよいよ最終回か?

  • 高校事変もクライマックスが近づいている。本作の舞台はホンジュラス。有名私立校の3年生が国際交流の名のもとに現地の高校を訪問した際に武装集団に誘拐されるという設定。
    前作で田代勇次を倒したので、残る敵は長兄のみ。双子の姉もさらわれている。結末が近いからかスケールアップが半端ない。しかも本作は日本政府の救助部隊とともにホンジュラスに乗り込むという展開。でも敵部隊のアジトに乗り込むのに結衣が着ているのがセーラー服ってところもいかれてる。
    ちゃんとそのままの結衣が戦場では役に立たないって描くのがうまい。そこから急成長するのも。
    亜樹凪がお嬢様として生きながらホンジュラスで現実を知らされるのもまたいい。最後に亜樹凪がたどる運命は結構衝撃的だった。続編でも亜樹凪の登場に期待したい。

  • 今回も人がいっぱい死んだけど、外国の内戦が舞台だから何となく身近に感じられない。
    でも日本の危機管理体制の側面から見るとやはり脆弱な面がある。
    今まで一巻完結な話だったけど、今回は次巻持ち越しな話。そしてまさか長女の智沙子があんな強かったなんて。長男も大概だけど、この二人との本土決戦、面白そう。
    そして、その他大勢ではなく、今まで出てきたキャラクターたちが結衣の事を大切にしてくれる気持ちが何ともいい。
    そう言えば、途中に「探偵の探偵」と話が出てきたけど、今後クロスオーバーするのかな?その辺りも楽しみにしておこう。

  • ハリウッド映画のような派手さを感じる。それでいてその種の映画に感じる荒唐無稽さ、ご都合主義は感じないしっかりしたストーリー.素晴らしい。とはいえさすがにあの状況からの逆転は無茶じゃないかと思うが、引き込まれたのは確かだから、あえてそこは目を瞑ったか。

  • 完全無敵のキャラだと思っていた結衣。今回は舞台をホンジュラスへ移し、本物の戦場で百戦錬磨の敵と遭遇。結衣でさえ子供扱いされる始末。本当、痛々しくて見ていられない。それでも、磨嶋、弥藤という傭兵に戦場で生き延びるこつを実戦でたたき込まれながら極限状態で才能を徐々に開花させてゆく。優莉家の長男である架禱斗や結衣の双子の姉である智佐子に翻弄されながらも運命の歯車は回ってゆく。日本国を手玉にとる架禱斗との最終決戦はちかい。がんばれ結衣、まけるな結衣。ってもう完全にこのシリーズにはまってますね。

  • ついにラスボス登場
    智沙子…おまえは…

  • ホンジュラスで血と泥にまみれたセーラー服のままで、パスポートもたぶん持たず、いったい、これからどないしはるんでっか?

  • 一言
    ホント、ごめんなさい

    この巻でこんなに驚きの展開に
    なるとは思わなかったです。
    そして、全てこれまでの流れが
    ここからの第2ステージとも言うぺき話に
    繋がっていたんだと脱帽です。

    主人公の圧倒的な強さに飽きが来ていたのですが
    この巻でそれが児戯に過ぎなかったことに
    自分も同じだったんだなと打ちのめされました。

    ここからさらに高みへ向けて
    そして身内との決戦に向けて
    展開していく期待が高まりました。
    その意味も含め星5つ

  • 『探偵の探偵』の市村凛が登場。
    この作品を読んだのが7年前。
    うろ覚え状態に陥ってて、自分の記憶力にちょっとショック...
    『高校事変』シリーズを読み終えたら別の作家さんの本を読もうと思っていたけど、“高校事変熱”が冷めないうちに『探偵の探偵』を読も。

    にしても今回は、戦闘がハードすぎて、読んでて疲れた...。結衣ちゃんが死んでもおかしくないぐらいボコボコ、ボロボロになったら援護や救出の手が出てきて、その度に結衣ちゃんが再起するの繰り返しで、正直、無理があるなーと感じた。

    でも376ページ~またまたいつものグッとくる場面に心が奪われる。結衣ちゃんは人と繋がりたい、認められたいんだなー。

  • 終わったと思ったら、終わってなかった。さらにバトルが激しくなってもう手がつけられない感じだったけど、結衣さんは負けない。大好きな探偵の探偵の匂いもしてきた。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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