新・入り婿侍商い帖 古米三千俵 (三) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2022年2月22日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113394

作品紹介・あらすじ

米問屋・大黒屋の手代、銀次郎が大怪我から無事に回復。大黒屋に戻り善太郎やお波津も喜ぶ中、銀次郎に思わぬ縁談が持ち上がる。不審を覚えたお波津が調べていくと、そこには驚きの事実と複雑な女心が絡んでいて……。善太郎のもとには、新米収穫間近の仕入れ先の村が野分に襲われたとの知らせが届く。噂を聞きつけた商人が古米を買い占めようとする動きも出始め、善太郎たちは翻弄される。果たして大黒屋と羽前屋の古米の行方は――。激闘の「古米三千俵」篇、完結!

感想・レビュー・書評

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  • 2022年2月角川文庫刊。書き下ろし。新シリーズ9作目。通算25作目。ようやく三千俵の決着がついた。が、天の采配的なもので、ごまかされたような感じ。古米高騰に乗じる悪人の暗躍を解決したり、その中にあってお波津と銀次郎が納得のできる道筋をつけられたのは良かったが、それもはぐらかされたような感じがあって、もやもやする。次巻を楽しみにする。

  • お波津の初恋は終わった。

  • 米屋襲撃事件の核心に迫るのと古米三千俵の処理を絡ませる展開。それに銀次郎、お波津、お民の関係も。本作で一応それらに決着はついたが、さてこの後は新展開があるのか。
    ちょっと登場人物が多くなりすぎなのでもう少し絞った話にした方がさらに読みやすいかも。

  • 2023.01.11

  • 25

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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