弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇3 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.84
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本棚登録 : 422
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041119389

作品紹介・あらすじ

ユウと千春が近々結婚記念日を迎えることを知った雪緒。結婚式を挙げていない2人のため、日頃の感謝の気持ちを込めてパーティーを開催することに。するとユウから、千春にサプライズがしたいと相談されて?

感想・レビュー・書評

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  • 貴女と作る馴れ初め弁当が良かった。
    優しさがとても溢れていて
    電車の中で読んでいたけどあと少しで涙が溢れてきそうなくらいほっこりしてしまった。

    不思議と応援したくなる登場人物が多い。

  • ☆4

    新シリーズ第3弾

    どのお話も良かったのですが、特に第2話の「貴女と作る馴れ初め弁当」がとても素敵なお話でした❁⃘*.゚
    ユウさんと千春さん、そして「くま弁」がたくさんの人々に愛されているのが伝わってきました!

  • 登場人物の雰囲気が何かに似ていると思って考えたら、くま弁のできたてのお弁当みたいにほかほかなんだ。お弁当屋さんなのに、お客さん一人ひとりに気を配られた、お腹にも心にも優しいお弁当。

    だから雪緒の両親がその中で目立ってしまう。
    「分かり合う」と「分かち合う」は似ているけど違う言葉。
    母は雪緒が自分達と「分かり合いたい」のだと思っていたけど、弟によると「分かち合いたい」のだった。
    家族はその距離が近すぎて、無遠慮になったり、相手を思うあまり認めてあげられなかったりと、濃くて絡み合って面倒な人間関係になりがち。
    「分かり合う」のは難しくても、「分かち合う」なら垣根が低くて良いのかもしれない。


    個人的には雪緒は黒川さんとくっつくのでは、でも黒川さんはまだ準備ができていないなと思っていたので、やや残念ー!

  • 今回のストーリー、どれも良かったです!雪緒の家族やゆうさんと千春の結婚記念のお祝い、桂さんと先輩、雪緒の恋?(笑)
    どれも料理が美味しそうだし、読み終わりが全部温かい気持ちになります。新たな料理も出てきますが、今回は思い出の料理がメインになるのかな?この作品で初めてのミステリー!?とちょっと喜んだんですが、登場人物で本当に悪い人がいない!ある意味、「個人情報」を守る大切さを改めて考えるきっかけをくれた気がします。
    次巻もあるので、早めに読みたいです。雪緒の恋の行方も出てきたら良いなー!

  • 今度はモエレ沼公園が出てきました!
    今回は雪緒が自分の家族と向き合う回です
    家族といっても、全部わかっているわけではない
    ユウさんの作るお弁当と周りの人からの口添えで、全部理解できなくても、今の雪緒を認めてくれるシーンにジンときました

  • 今回も安定。ほっこり。
    ゆきおちゃんがんばれー。柏木さんと結ばれますように!

  • ユウさんと千春さんが作中でぬるっと結婚したため、お祝いする機会がないまま読み進めていたシリーズ、まさかここでその機会が訪れようとは。
    黒川さん、マジグッジョブ!
    一読者、一ファンとして前シリーズ主役の二人を改めて祝福できたことに感謝感謝。
    またユウさんが完全に惚気モードに入ってるのも微笑ましいし嬉しかった。
    千春さんのこと好きだよね、本当に。
    ふたりを祝福してくれる人の多さにも感動。
    もう千春さんも含めて「くま弁」愛されているんだなあと。

    一方で雪緒さんの周辺は慌しい感じに。
    粕井さんの件はさておき、両親の件は読んでいるこちらが本気でドン引きした。
    うわあ、これ自分なら絶縁案件だ。
    しかも説得無理なやつ……何しろ会話が成立しないから。
    自分の考え=世間の常識と思っている人種。
    多様性なんか考えもしない人たち。
    雪緒さんに感情移入して読むため、彼女の両親の言動に何度憤慨したか。
    でも、雪緒さんいい子だから、爆発もしたけど(やむなし)自分を責める部分もあるんだよなあ。

    くま弁を持ってしても、そもそもスタートラインに立てないという展開だったし。
    これには驚いた。
    何とか他の人たちの力も借りて、少し前には進めたけれど、完全解決は無論無理な話で。
    更なる和解をするのか、それとも雉村さんの言ったとおり「本格的に距離を取るか」決めるのは、雪緒さん自身だ。

    ただ雪緒さんも恋愛フラグが立ったり、転職フラグが立ったり、より慌しい感じに。
    実家の件の決着は、暫くお預けになりそうだ。

  • 2021年81冊目。
    大好きなおもてなしシリーズ。今回はくま弁の常連客で千春たちの結婚記念パーティーが開催される。読んでいて、なんて幸せな気持ちでいっぱいなるんだろう。やっぱりこの世界が大好きだ。
    ここに来て、黒川の職業が分かるなんて…そう言えば1度も何の仕事をしているか触れていなかったかも。次回作も楽しみ!!!

  • 貴方と作る馴れ初め弁当

    やっぱり、千春とユウの話がすきだ。
    二人のらしさで胸がいっぱいになります。

  • 雪緒に断りもなく婚活パーティーに参加し、娘のプロフィールを配る両親。
    いや、娘を心配する気持ちはわかるけど、それはない…
    そんな両親と話し合う決意をし、くま弁特製行楽弁当を持参し会いに行くが…
    あまりにも我の強い母親にイライラしてしまった。
    それでもくま弁の仲間のおかげで和解はできたけど、今後どうなるのかな。

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著者プロフィール

北海道出身。第1回角川ビーンズ小説大賞にてデビュー。代表作に「光炎のウィザード」シリーズ、「デ・コスタ家の優雅な獣」シリーズなど多数。

「2023年 『弁当屋さんのおもてなし 新米夫婦と羽ばたくお子様ランチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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