高校事変 15 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041137819

作品紹介・あらすじ

日暮里高校体育祭の騒動が落着した初夏のある朝、いつも通り登校しようする瑠那にひとりの婦人が一通の封筒を差し出した。その中身は意外なもので……。一難去ってまた一難。瑠那にまたしても危機が迫る! 謎の組織EL累次体との激戦の火ぶたが切って落とされる!!

感想・レビュー・書評

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  • 高校事変、杠葉瑠那に代わってから3冊目。
    巫女の技術向上のための夏期巫女学校で繰り広げられるバイオレンス物語。

    全くリアリティがないことを、すごいリアリティを感じながら読んでしまう。東野圭吾さんは本当にすごい。
    空から落ちてくる爆弾の下に仰向けになって銃を撃つって、そんなことできるの!?でもハラハラしながら読んでしまった。

  • 松岡圭祐『高校事変 15』角川文庫。

    5月から3ヶ月連続刊行中の第15巻。

    今回も面白かった。

    今回は優莉凛香はほんの僅かしか登場せず、完全に主役の座を杠葉瑠那に譲り渡した形だ。

    EL累次体と杠葉瑠那の対決の行方は……

    EL累次体の策略により、次々と苦難と困難な状況が瑠那を見舞うが、優れた知識と知力、戦闘能力で乗り越えていく。

    そして、次巻では凛香と瑠那の通う日暮里高校に妹の伊桜里が入学して来るらしい。さらなる波乱の予感。

    神社の巫女で日暮里高校に通う杠葉瑠那に二度に亘り計画を潰されたEL累次体は、松崎真里沙と世墓籔美の二人の刺客を送り込む。

    松崎真里沙は杢子神宮の巫女にして、同性愛者の問題児で、瑠那を誘惑するために選ばれ、瑠那にラブレターを送り、巫女学校に参加する。一方の世墓籔美は両親と世墓組の幹部を皆殺しにして、女子刑務所に収監されていたところをスカウトされ、巫女学校に参加する。

    瑠那は罠があると知りながら、山奥で全国から巫女の少女たちを集めて25日間に亘り開講される夏期の巫女学校に向かう。

    次々と仕掛けられる罠に立ち向かう瑠那だったが、さらなる刺客が現れ……

    本体価格840円
    ★★★★★

  • 新シリーズ3作目
    舞台は山梨県鳶坂という地区。
    夏期巫女学校での闘いです。
    今回も瑠那がもとても強い。
    亜樹凪が生きていた?
    六女の入学?
    次の展開はどうなる?

  • 2023年6月角川文庫刊。書き下ろし。優莉瑠那シリーズ3作目。EL累次体が仕掛けてきた巫女学校の罠。今回も荒唐無稽な仕掛けを瑠那が粉砕する。凄い展開で高揚感あります。で、ラストで、あっけにとられます。すげー。

  • 夏休み中に巫女学校に通うことになった瑠那。
    学校は山梨の山奥に…

    EL累次体の影がチラホラ。

    EL累次体は宗教絡みなのか…
    未だに正体がはっきりしないEL累次体。
    八幡元総理が黒幕⁇
    八幡元総理の名を騙る別人⁇
    とにかく⁇

    凛香は完全にサブキャラに。
    結衣の登場もちょっとだけ。
    完全に主役は瑠那に。
    瑠那も強い。藪美にはちょっと期待したんだが…
    やっぱり結衣で慣れすぎたのか、ハラハラ感にかける。

    やっぱり生きてた、亜樹凪。
    さらに凛香と瑠那の妹まで。

    どうなって行くのか…
    もうやめれない、『高校事変』。


  • 巫女さんの学校

    絵的にはいいねぇ〜

    話としては、
    EL累次体ってなんかズレてる気がして、
    あまり怖さを感じない

    感想としては、
    あの子も敵だよねと想像どおりの展開だが、
    まあ及第点かな。

    凜香はもう降ろされちゃったの?

  • 巫女としての技術向上の為に夏期巫女学校に通うことになった瑠那。山奥の四方緑に囲まれた辺鄙な場所に全国から多くの少女が集められ…

    一見本当に巫女養成学校の様に見えたが、やはり裏があり、今回もデンジャラスバトルでした。どんどん結衣化していく瑠那が頼もしくもあり、やはり平穏な生活は送れないのも切ないです。

    次回はどんな闘いなのか楽しみです。

  • 新章がスタートして3弾目。
    前回まで結衣や凛香の登場が少なすぎて、新章は瑠那が主役なのをなかなか受け入れられなかったけど、今作でやっと諦めがついた(笑)

    面白い!
    敵だと思った人が味方だったり、味方だと思った人が敵だったりとどんでん返しが目まぐるしくて、終盤には「待ってました!」の登場人物が!?

    続きが気になって仕方ない~♪♪

  • 巫女学校話だったので凜香がほとんどメインに居ないのが寂しい回でした。
    でも女子から女子へのハニトラ…同性愛がバレると評判も地に堕ちるみたいなのを信じ込んで戦略として使うのは乖離しすぎた思い込みですね。。EL累次体も維天急進派も。瑠那は引っかからないけど悪い気はしてない、ハニトラ仕掛けた側の真理沙が夢中になってるのは面白かった。
    今回は集英社祭りなのも面白かったです。ONE PIECE、鬼滅の刃、呪術廻戦、気付いただけでも3作品はネタがあった。
    蓮實先生は相変わらずハスミン呼びに怒る。当たり前です。

    矢幡元総理、別人なの?この世界線でも実はもう居ないとかなのかなぁ。。文科大臣があんな堂々と消されたのはびっくりでした。

    結衣、単に母親が悪のカリスマ教祖なだけじゃないのかな?匂わせがちょいちょいありました。

  • 夏季巫女学校を舞台に、瑠那とEL累次体が送り込んだスナイパーとの対決ってとこか。結末は推して知るべし。

    やっぱ、亜樹凪が帰ってきたが、次巻のお楽しみのようだ。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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