裸の王様・流亡記 (角川文庫)

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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041242223

感想・レビュー・書評

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  • 裸の王様、パニック、なまけもの、流亡記、収録。
    ときに変態性を帯びた生々しい書き方というか描き方というか、匂いがしてくるほどの描写が物凄く、想像力が大いに刺激されて本当に疲れる。
    流亡記なんて会話がひとつもなく、ひたすら説明というかゴリゴリの一人語りで、読んでてオエッて感じを通り越して気が狂いそうなる。

  • 物事を見抜いて言葉にするプロ。

  • 一部のみ

  • 裸の王様:
    TLが好きだと言うから読んでみた。
    抑圧された子供の生来の力を、画を用いて解放しようとする一人の絵画教室の教師の話。
    男っぽい荒削りの気配を感じさせるのに、叙述が美しい。見えてくる風景が美しい。芥川賞、納得。

    他の話はちょっと飽きた部分もあったが、叙述が整っている印象を受けないのに美しく感じた。
    好きかも。

  • 中学生の頃読んでラストで泣いた。自分と重なるところがあったので。

  • 出逢いは、高校時代に受けた模試。
    問題文に「裸の王様」が使用されていて、全文読みたくて購入。
    後に、「巨人と玩具」が読みたくて、新潮文庫の『パニック・裸の王様』も購入。

    画塾の先生「ぼく」と自我を封鎖された子ども「太郎」のお話。
    先生との交流によって少しずつ自我を解放させていく太郎。そして、太郎の解放を通して、自らの抑圧やジレンマを解消していく先生。

    読んでいくうちに、作者の純真でない善意や野心に対する怒り、表面的なステータスに対する嫌悪感や社会(組織)に対する嘲りを強く感じるが、実は、どこかでそういうものを甘受し、観念してしまう行為(個人)に対して憤っているのではないか?と勝手に思っている。

    ラストシーンでは、シニカルな部分が色濃く出てしまったため悲観的なイメージも強いが、本当は「再生する力や回復する力は、人のどこかにきちんと具わっている。だから、大丈夫。」と言ってくれているようで嬉しい。

  • 流亡記は圧巻。

  • 久しぶりに「小説」」を読んだ気分。物理的な質量を感じる語り口。群れの中の、たくましいような哀しいような人間が、押し合いへし合いしながら生きている。

  • 10/06/05 むずかしい解説(村松剛)より本文。開高にも昔があっ     たのだなぁ。

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