雨の日には車をみがいて (角川文庫 い 7-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041294161

感想・レビュー・書評

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  • 最後に乗るのがポルシェというのは、好みかもしれないけど納得。ドライバーズシートとかイタリアやイギリスのクルマに比べたら、ワクワクするようには思えないけど、だからこそ走ることだけに夢中にさせてくれそう。江上が若くもなく、さほどキレイとも言えない人に惹かれるところも何となく頷ける。そんなものはなくても惹きつける人は確かにいる。正解なんてないと思う。

  • 気に入った車に愛情を注いで大切に乗る。
    車にも感情があるのかな? って、そんなこと考えたりしました。
    (でも、愛情をかけすぎると、コワイことに・・ っていうお話も入っています)
    9つのお話が収録されていて、それぞれ、9種類の車種が題名になっています。
    シムカ1000 アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー 
    ボルボ122S   BMW2000CS など。
    それぞれの車を中心に展開する恋愛小説です。

  • 結構よかった。古きよき夢のマイカーライフといった感じ。
    途中、車の説明が口説く感じたり、言い回しが古くさかったりしたが、、、。


    目次

    第1話 たそがれ色のシムカ
    第2話 アルファ・ロメオの月
    第3話 アマゾンにもう一度
    第4話 バイエルンからきた貴婦人
    第5話 翼よ!あれがパリの灯だ
    第6話 ビッグ・キャットはしなやかに
    第7話 怪物グロッサーの孫娘
    第8話 時をパスするもの
    第9話 白樺のエンブレム
    エピローグ風あとがき
    解説

  • クルマは機械だけど、冷蔵庫や洗濯機とは やっぱり違う

  • 旧いクルマがたくさん登場する。アルファロメオ、シトロエンetc.お洒落な一冊。

著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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