- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041294406
作品紹介・あらすじ
聖地、寺、鎮守の森。日本には、人の祈りや思いが篭った場所がたくさんある。合格祈願、商売繁盛、必勝祈願。崇り、ばちあたり、お祓い。目に見えないものに捧げる小さな祈りは、常に我々の身近にある。日本人は、長い時間をかけて霊的な力を感じてきた。時代が読めない、先行きが見えない、一種の社会的不安の中で、その感覚は際だっている。人は、畏れることをもう一度回復する時代にきている。宗教哲学者と作家が、霊性という謎に迫る。
感想・レビュー・書評
-
・3/15 読了.やっぱり宇宙を支配する自由意思というものが神道でいう神であり、この対談でいうところの”霊”ということなんだな、なんとなく.でも霊性にとっておどろおどろしさや奇跡、恐怖なんかはいらないな.人間には計り知れないわけだから当然のごとくの畏敬、畏怖だけで十分って気がした.
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本のタイトルから幽霊といった類の直接的な霊、霊魂といったものを期待して読み始めたが、霊性や畏れといった自然界のエネルギーとしての世界について語り合う大きくとらえた対談
面白い視点だったと思う。。自殺者を例に五木氏が語る心のうちに宿している世界があるかないか…拠り所を持っているかいないか、そして現代は拠り所を持たず心がさまよっている感じがしてしかたないという言葉に考えさせられた -
鎌田さんが不眠に陥った理由が面白かった。五木さんは霊は信じてないけど霊的なものは信じてる感じ。この発見シリーズでは気の発見が1番面白い。
-
全体的に割と軽い印象の内容だったかな。
明治期以降の国家神道によって排除されてしまった神道のある種ドロドロとした負の側面と、各地の土俗の多種多様な祝祭儀礼と混成した神道を復活させるべきという点に納得。 -
日本の精神風土を考える上での一助となった。ただ対談からか、やや物足りない。もっと突っ込んで欲しい気がする。