ポケットに名言を (角川文庫 て 1-3)

著者 :
  • KADOKAWA
3.44
  • (177)
  • (318)
  • (583)
  • (100)
  • (23)
本棚登録 : 4281
感想 : 327
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041315248

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やさぐれがちな時期の一番の友人だった。

  • 昔の言葉ということもあり理解できないのもあったけれど、面白い表現やふむふむと納得するものもたり読んでいて楽しかった。
    正しくポケットに入れて置けるような気軽さがある。

  • 寺山修司自身の言葉たちをもっと読みたかったなという気持ちもあるけど、とても大事にしたい一冊になった。言葉を友人に持とう。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/564844

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/731317

    曲、映画、文学。
    世界中の作品から集めた言葉を収録!
    次に見たいものがここから見つかるかも。
    持ち歩きやすい文庫サイズなのも◎

  • サラッと読める名言集かな〜と思って手に取ったけど意外と難解に思えるやつも多かった。

    元ネタちゃんと知りたくなりますね。

  • 「私は私自身の記録である」(p.174)

    それこそ今の時代はSNSに「名言(?)」がたくさん転がっていますが、そしてそれと本書を比べてとやかく言えるほどの資格は私にはありませんが、でも、本書に収められた名言たちの重みはまた違うなぁと感じてしまいます。いやいや、でも寺山修司に言わせれば、今必要なのは名言ではなくて平凡な一行、一言とのこと。このあたりも、今と変わっていないような気がします。

  • 第23回アワヒニビブリオバトル「社会人になる人に読んで欲しい一冊」で発表された本です。
    2017.03.07

  • ものすごく濃厚なするめをちびちびとしゃぶるかのように、じっくりと数ヶ月ぐらいかけて読み終えた。
    著者の寺山修司が名言と感じた文章をひたすらに羅列してくれている一冊。元気の出る格言が書かれた日めくりカレンダー的なものとは違って、この名言たちに触れて即座に「よし!明日も頑張るぞ!」という気持ちになるタイプのものではない…はず。少なくとも自分にとってはこの本に集められた名言にたどり着くまでの物語や、前後の文章があったとしても、はたして自分の思考や生き方に取り込めるかどうか…というくらい難しいものだらけだったので、1%でも吸収できたならいいかな、という読後感だった。
    もの凄く高級なお酒を時間をかけてじっくりと味わうように楽しむ一冊なのかもしれない。折に触れてぱらぱらとめくって、目に付いた文章を視線で撫でては本棚にしまう、ということを末永く続けていきたい。

  • 「寺山修司」が選んだ名言をまとめた『ポケットに名言を』を読みました。

    先日読んだ「ハービー・山口」のエッセイ『女王陛下のロンドン』に、「寺山修司」に関するエピソードが含まれていたので、ちょっと読んでみたくなったんですよね。

    -----story-------------
    世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないか。
    歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフあり、かと思うと、「サルトル」、「サン=テグジュペリ」、「マルクス」…。
    しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣り合うことがあるのだから。
    異彩を放つ、真にユニークな書。
    -----------------------

    映画の台詞から、詩の一部、著名人の発言等々… セレクションの幅広さに驚かされましたね。

    以下の分類で数多くの名言が紹介されています。

     1 言葉を友人に持とう
     2 暗闇の宝さがし
     3 好きな詩の一節
     4 名言
     5 無名言
     6 時速一〇〇キロでしゃべりまくろう
     改定新版のためのあとがき

    言葉の持つ力というのを再認識できたかな… 紹介されている言葉が出た背景や、前後の状況、発言した人物等を知っていると、もっと理解が深まったと思いますが、そこまで求めるのはムリですね。

    またいつか読み返してみたい一冊です。

全327件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

詩人、歌人、劇作家、シナリオライター、映画監督。昭和10年12月10日青森県に生まれる。早稲田大学教育学部国文科中退。青森高校時代に俳句雑誌『牧羊神』を創刊、中村草田男らの知遇を得て1953年(昭和28)に全国学生俳句会議を組織。翌1954年早大に入学、『チェホフ祭』50首で『短歌研究』第2回新人賞を受賞、その若々しい叙情性と大胆な表現により大きな反響をよんだ。この年(1954)ネフローゼを発病。1959年谷川俊太郎の勧めでラジオドラマを書き始め、1960年には篠田正浩監督『乾いた湖』のシナリオを担当、同年戯曲『血は立ったまま眠っている』が劇団四季で上演され、脱領域的な前衛芸術家として注目を浴びた。1967年から演劇実験室「天井桟敷」を組織して旺盛な前衛劇活動を展開し続けたが、昭和58年5月4日47歳で死去。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた。

「2024年 『混声合唱とピアノのための どんな鳥も…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

寺山修司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×