白雪姫 (角川文庫 緑 338-69)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338698

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  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387163770.html)
    (収録作品)白雪姫/小指のない魔女/女の手/蛇性の女/嘘つき娘/加害妄想狂/眠れる美女

  • 神津恭介
    雪密室

  • 女性にまつわる短編集。それぞれ作品の雰囲気が独特でよい

  • 『小指のない魔女』
    ある夜緑の服を着た小指のない女に往診を依頼された北野繁。往診から帰宅すると絞殺されている妻の遺体が。アリバイのない北野の逮捕。北野の元婚約者・野上俊江の依頼。北野家の財産の行方。北野の父親が再婚した鏡子。渋谷でとらえられた小指のない女。第2の毒殺事件。北野の妻の元愛人・黒塚の毒殺。神津恭介が犯人に仕掛けた罠。

    『女の手』
    飲み屋であった女を送って帰った松下研三。彼の懐に入れられた拳銃。その夜起きた女優・吉野小夜子殺害事件。切り取られた小夜子の腕の謎。松下研三が目撃した光る女の腕。その近くで殺害された女スリ・お菊。お菊は研三に拳銃を渡した女だった。お菊の情夫に変装し犯人と接触した神津恭介。

    『蛇性の女』
    喫茶店で見かけた男女の別れ話。そのカップルの男である木内諒太郎が殺害される。首筋に蛇にかまれたような傷跡。自分が女を蛇の化身に変えたと主張する熊沢博士。研三が目撃した蛇の目を持つ女。殺害された熊沢博士。妻の久美子の通報。熊沢博士の助手・市橋。狙われる熊沢博士の娘・恵美子の失踪。神津恭介の仕掛けた罠。

    『嘘つき娘』
    女性が殺害されたというタレこみの電話を受け現場に向かった真鍋記者。被害者は松野菊枝。嘘つき少女として新聞に投稿した福田慶子のと事件の関係。事件直前被害者にコートを届けた慶子。男関係が激しかった菊枝。菊枝の恋人の一人・佐久間源一と慶子の関係。

    『加害妄想狂』
    夜中に酒を飲むと自分の妻を殺害したと警官に訴える柏田透。ある夜柏田が妻が殺害されたと駆け込んできた。殺害された糸子と神津恭介の友人・石山重吉の関係。糸子の殺害を自白した石山と彼の妹。お互いをかばい合う二人。

    『眠れる美女』
    講演中の神津恭介に突然キスの雨を降らせた女性・広岡田鶴子。翌日殺害された田鶴子の夫・良夫。消えた田鶴子。事件と良夫の弟信三の関係。ダブルヘロインと呼ばれる強力な麻薬の取引。

    『白雪姫』
    呪われた離れで5日間過ごせば10万円貰えると賭けをした緑川鋭二。5日目の夜雪の密室の中殺害された鋭二。鋭二の双子の兄で屋敷の持ち主源一と事件の関係。鋭二の妻・幸子と源一の昔の関係。

     2009年5月11日購入

     2009年5月21日初読

  • ※再読

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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