乱れからくり 改版 (角川文庫 REVIVAL COLLECTION あ 1-1)
- KADOKAWA (1996年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041461013
感想・レビュー・書評
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からくりからくりからくれないからくりくるくるからくり。<br><br>
・・・という話。もう最初から最後まで「詳細なからくり歴史講座」+「膨大なからくりトリビア」。おなかいっぱいになってしまいました。でもさすがにちゃんと「からくり」であることに意味があるわけね!というラストの展開に納得。妙に味のあるキャラクタ(宇内さんは男勝りじゃなくて「男」なんではなかろうか、とか。勝くんはとんでもなく駄目駄目で役立たず!と罵りたくなるタイプだなあ、とか。真棹ってすごく腹の立つ女なんですが!とか。そういうつっこみたくなるキャラ満載)たちがからくりに振り回されるさまが面白い。それにしても「一族」が出てくる小説ってそれだけでクラシックな気がしてしまうものですね。
<br><Div Align="right">(04.12.19 読了)</Div>詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすが泡坂妻夫。からくりマニアック。からくり玩具の紹介本かと思うほどに盛りだくさん。
松田優作で映画化。野際陽子、篠ひろ子。 -
ジュモウを思わず検索してしまった。
トリックという言葉で片付けていいものか。壮大だけど、組み立てはとっても緻密。 -
'08.6.15 天牛@150
読了。読書とは文字を頭の中でビジュアル化すること。この作家の頭の中と私の頭の中にはそうとうギャップがあってなかなかうまくビジュアル化ができない。結末もありがちだった。 -
由緒ある玩具商ひまわり工芸。その製作部長を務める馬割朋浩は海外旅行への途上、降ってきた隕石に当たるという奇禍で命を落とす。新米探偵の勝敏夫は、馬割一族の邸宅『ねじ屋敷』を訪ねるが、そこはお化け屋敷さながら、巧妙な仕掛けをほどこした殺人屋敷であった。繰り返される殺人と推理。江戸時代にまで遡る馬割一族の謎がいま明らかにされる…第31回日本推理作家協会賞受賞作。
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