彗星物語 上 (角川文庫 み 6-8)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041469088

感想・レビュー・書評

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  • 外国人留学生を迎えた家族の変化が面白い。文化、習慣の違う人々が心通わす様になるまでの様子が感動的。外国人ばかりでなく、大きな心を持ち合わせないと他人とは上手くやっていけないのかもしれない。

  • 20年近く前の刊行だからか、家族観や教育感は少し古く感じる。家族内でいろいろな問題が頻発するが、解決したりしなかったり、味方になったり喧嘩をしたり。生の人間、生の家族が描かれていて面白い。

  • 二十年近く前、この本が刊行された頃に読んだ記憶があります。
    ドラマ化もされたような・・
    ハンガリーから来た留学生ボラージュとビーグル犬フックを含め十三人の大家族の物語。
    上巻は はるばるやってきたボラージュの片言な日本語での自国の現状を聞き、日本との違いに驚く箇所と 反復語がない国の不思議さと 日本語をほめられてくすぐったい箇所(そろそろ、へなへなとかね)海外から来た人だからこそ判る日本を教えてくれる。
    今回読み返してみたのは ビーグル犬フックともう一度会いたかったから。
    以前読んだのは キキと暮らす前だったからさらりと読みましたが
    今回は うんうんと納得する部分多し(笑)

  • 凝った設定など何もなく、単純明快なストーリーなのに、感動する。本当によい小説とは、こういうことなのだろう。

著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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