- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041540626
作品紹介・あらすじ
フェアウェイとは、見てはいけないものを見てしまう場所である。草野球で空振りの三振をしてもどうってことないのに、なぜゴルフとなると、あれほど空振りが恥ずかしいのだろう。不思議でしようがない。グリーンの謎から、ゴルフをする楽しさまで、スポーツエッセイの名手が贈るゴルフをやめられない人のための一冊。
感想・レビュー・書評
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ゴルフをする機会があり、久しぶりに手にとって読んでみた。ゴルフの薀蓄が並んでいて、洒落たエッセイというところ。でもずっと続くと飽きてしまう。週刊誌の連載というところ。
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題名のダブルボギークラブはそろそろ卒業したいが、ダブルボギークラブゴルファーだけにクスッと笑えるゴルフエッセイ集である。
氏のスポーツエッセイは学生時代に随分夢中で読んだが、
(そういえば『スローカーブを、もう1球』の高崎高校、今日は残念でしたね)
ゴルフはやったことも、観ることもなかったので未読のままとなっていた。
80年代から90年代前半に氏が紡ぎだしたスポーツエッセイと同じく、ゴルフプレーヤー山際淳司の視点とゴルフに纏わる挿話を織り交ぜ、ゴルフが楽しくてたまらない感じが、爽やかで、少しクールに描かれている。
彼の死後、山際的書き手はたくさんいたが、最近はあまり見なくなってきた。
2010年代には氏のようなスタイルはもう流行らないのか、はたまた、ものまね的メッキは淘汰されてしまうのか。早世が惜しまれる。
http://www.youtube.com/watch?v=k3kJ0bv9quY