ダブルボギークラブへようこそ (角川文庫 や 10-11)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041540626

作品紹介・あらすじ

フェアウェイとは、見てはいけないものを見てしまう場所である。草野球で空振りの三振をしてもどうってことないのに、なぜゴルフとなると、あれほど空振りが恥ずかしいのだろう。不思議でしようがない。グリーンの謎から、ゴルフをする楽しさまで、スポーツエッセイの名手が贈るゴルフをやめられない人のための一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ゴルフをする機会があり、久しぶりに手にとって読んでみた。ゴルフの薀蓄が並んでいて、洒落たエッセイというところ。でもずっと続くと飽きてしまう。週刊誌の連載というところ。

  • 題名のダブルボギークラブはそろそろ卒業したいが、ダブルボギークラブゴルファーだけにクスッと笑えるゴルフエッセイ集である。

    氏のスポーツエッセイは学生時代に随分夢中で読んだが、
    (そういえば『スローカーブを、もう1球』の高崎高校、今日は残念でしたね)
    ゴルフはやったことも、観ることもなかったので未読のままとなっていた。

    80年代から90年代前半に氏が紡ぎだしたスポーツエッセイと同じく、ゴルフプレーヤー山際淳司の視点とゴルフに纏わる挿話を織り交ぜ、ゴルフが楽しくてたまらない感じが、爽やかで、少しクールに描かれている。

    彼の死後、山際的書き手はたくさんいたが、最近はあまり見なくなってきた。
    2010年代には氏のようなスタイルはもう流行らないのか、はたまた、ものまね的メッキは淘汰されてしまうのか。早世が惜しまれる。

    http://www.youtube.com/watch?v=k3kJ0bv9quY

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著者プロフィール

作家。1948年神奈川県生まれ。中央大学法学部卒業後、ライターとして活動。80年「Sports Graphic Number」(文藝春秋)創刊号に掲載された短編ノンフィクション「江夏の21球」で注目を集める。81年同作が収録された『スローカーブを、もう一球』(角川書店)で第8回日本ノンフィクション賞を受賞。NHKのスポーツキャスターとしても活躍。95年5月29日没。著書多数。傑作選に『江夏の21球』『衣笠祥男 最後のシーズン』(いずれも角川新書)。

「2020年 『たった一人のオリンピック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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