- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041579329
感想・レビュー・書評
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9編からなる短編集。最後の「勤め人のいえ」は5話のオムニバスになっている。
表題作の「ピンクのチョコレート」は、自分にぞっこんだった平凡なボーイフレンドが、突然人気歌手になり、バレンタインデーには大量のチョコレートをもらうようになる。チョコレートを前にウンザリしてみせる彼に、複雑な思いを抱く主人公。
いずれも、恋愛を突き放して見ているような、ちょっと哀しみを帯びた女主人公たちの目線が印象的だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。
「ピンクのチョコレート」バレンタインに大量のチョコをもらうスターになった彼、彼とつきあい続ける女の子の話。
「女子校育ち」幼稚園から短大まで。結婚しても仲の良い名門女子高に通った5人組、夫目線で書いているが、皮肉がきいてなかなかすごい話だった。
どれもすっきりしない終わり方、でも面白かった。
2012.8.17
再読。短編集。
若い未婚の女性、このくらいを主役にした話が一番好き。
「四歳の雄牛」は長編「花探し」の原型、一番良かった。 -
『猫を連れて』
『ピンクのチョコレート』
『真珠の理由』
『四歳の雌牛』
『ランチタイム』
『偶然の悲哀』
『赤い糸』
『眠れない』
『勤め人のいえ』
解説は山本文緒さん -
男と女のすれ違いというような話が多く、面白かった。ちなみに文庫の解説は山本文緒さん。
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真理子にしてはそこまでどろどろとしていない短編集。
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ひまつぶしにどうぞ。
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初めて林真理子の小説を読んだ。
なんか想像と違う。
リアルすぎたのと、結末がないのが何とも言えず。 -
何回か読んでブックオフへ
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夫婦関係がこんな風になったらつらい。