“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫 226-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年8月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041595107
感想・レビュー・書評
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学園ミステリーなのかな?
ラノベにしてはライトでは無いな。
ある事故をきっかけに寝たきりになった少年が主人公
こういう状況なので、ほぼモノローグで物語がすすみます。
事故のきっかけを作ったのははたして彼女”菜々子”なのか?
案外、物語に入り込んじゃったので良しとします(笑)
ちょっと背伸びをしたい小中学生向き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デビュー作らしくミステリ趣向がこってり凝ってる。不良グループにいじめられるぼっち気質の真面目な僕と、頭とルックスは良いが性格は曲者のヒロインという組合せは、ぼっち学園ものの王道。ただ普通と違うのは、舞台が小学生なことと、被害者兼探偵の僕が全身麻痺なこと。やな奴代表のNを含めて、いかにもありそうな子どもカーストがダークぎみだけど、3年後に蒸し返された複雑な事件設定は、ミステリファンならチャレンジしたくなる。被害者なのか犯人なのか、自称陰険な菜々子さんに導かれた真相は、枠組みレベルの意外性もあるし、なにより動機がピュア&スイートなのが気に入った。マニア度高いが良作。
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極限なまでの閉鎖空間ミステリ
病室で全く動かない僕に対し、クラスメイトだった菜々子さんは事件について独白を始めます。この特殊な環境下でのみ成立する心理戦、恐怖感の演出がよく出来ています。プロットの巧さとクセのある文体が相まって、ありがちな展開から先の読めない展開へ。回想シーンが冗長気味なのが難ですが、ライトノベル系ミステリとしては頭ひとつ抜けていると思いました。
本文中では明らかにされなかった菜々子さんの謎が気になるところです。 -
ラノベ要素は少し既視感があるが、ロジックは相当に気合いが入っており、小説としての落としどころも好みど真ん中。
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予測できそうで予測できない展開でぐいぐいひっぱられる。あと菜々子さんが陰険かわいい。そして瀬戸くんが意外といい奴なので次巻が出るならばぜひ活躍の場を
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なんか・・・不思議な感じだった。小学生の特性?が良く表されてたのがスゲェーと思いました。
完結したっぽかったけど、続くのかな?続くなら読みたいです。なんか気になる。 -
評価が難しいです。でも面白かったのは事実。
最初くどいんですけどw
だんだんと登場人物の内面が分かってきて
それに伴って過去何が起こったのか
今、なにが起きているのかが判明してくると
読み進めやすくなります。
それにしても菜々子さんは可愛いし、動機もわかるんだけど、手段がこえぇw
あと主人公がちょっと自分には合わなかった。
階段のシーンは良かったなぁ。