天河伝説殺人事件(上) (角川文庫 う 1-13)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607138

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  • (2023年12月21日から22日にかけて読破)
    能楽がテーマ。新宿高層ビル街で、男性が苦しみ倒れた。現場に天河神社のお守り「五十鈴」が…。
    能の水上流では、異母兄妹で宗家を継ぐのは誰かと気を揉んでいた。秀美は、宗家が抱える秘密に疑問を感じる。能楽堂へは、浅見雪江が知人と来訪。その中でも、周囲は秀美を宗家の後継者とする人が多いはずだ。秀美の兄・和鷹は、別の母からの生まれか、誰にも関心を持たれない。だが、演舞中に和鷹が亡くなってしまう。般若のお面は、何を物語っていたのだろうか。ショック死か、毒殺か、警察に通報が待たれる。三宅は、浅見光彦の協力を得ようとするが、光彦は吉野に能楽のために、取材旅行中だったが、現地で秀美と会ったこともあり、雪江から和鷹の死を知らされる。
    一方で、川島智春は、須佐千代栄と出会う。
    光彦は、秀美から宗家の水上和憲が行方不明と聞き、行方を探し始める。疲れ果てた秀美は、旅館に戻り、光彦は捜査を続行。しかし、巡回していた管轄の警察署の刑事と出くわすアクシデントに。連行された挙げ句、刑事との接触を理由に、逮捕扱いに。しかし、秀美の証言で、浅見光彦の兄が、警察庁の刑事局長と分かってしまい、手のひら返しに釈放されてしまうが、和憲は、毒殺されてしまう。

  • 能の水上家宗家を関係する事件の前半戦。浅見光彦も、警察に拘束されながら、兄の身分が分かるなり、手のひら返される警察。なんやねん!

著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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