ユタが愛した探偵 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607657

作品紹介・あらすじ

琉球王家最後の姫君が名門・井伊家に嫁いだ事から始まった彦根の名物行事「ブクブク茶会」。その行事に沖縄から参加した式香桜里は、幼い頃から「神の子」と言われる不思議な能力を秘めていた。数日後、彦根において香桜里の素性を執拗に探っていた不審な男が、琉球王国の聖地・斎場御嶽で死体となって発見される。事件究明の依頼を受けた浅見光彦は、急遽、沖縄へ。神秘の国に封印された悲劇の連鎖。美しき霊能者が抱いた儚き恋の行方。名探偵・浅見をも惑わす驚愕の真相とは。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。
    初内田康夫。もちろんテレビドラマ浅見光彦シリーズは知っているけど。
    意外な犯人で最後まで面白く読めた。
    沖縄の描写が細かい。人物も、風景も。
    沖縄の地名が色々出てくるけど合併前の市町村名はなじみがなくて地図を広げた。

  • とても苦々しい結末でした…
    しかし沖縄は素敵なところのようですね。
    まだ行ったことがないので、一度行ってみたいです。

  • 琉球王家最後の姫君が名門・井伊家に嫁いだ事から始まった彦根の名物行事「ブクブク茶会」。その行事に沖縄から参加した式香桜里は、幼い頃から「神の子」と言われる不思議な能力を秘めていた。数日後、彦根において香桜里の素性を執拗に探っていた不審な男が、琉球王国の聖地・斎場御嶽で死体となって発見される。事件究明の依頼を受けた浅見光彦は、急遽、沖縄へ。神秘の国に封印された悲劇の連鎖。美しき霊能者が抱いた儚き恋の行方。名探偵・浅見をも惑わす驚愕の真相とは。

  • 沖縄などを舞台とした作品です。

  • お話としては面白いんです。
    が、浅見光彦は自分の疑問さえ解決すれば満足。
    『探偵のようなもの』であって、『自分は探偵ではない』
    と常々おっしゃってますが、まさにそのとおり。
    浅見刑事局長的に・・・どうなのだろう・・・。

    残念ながら内田センセの意図するところを
    またも読み解けなかったです。無念。

  • テレビの2時間ドラマでよくやっている、浅見光彦シリーズ。
    (というのを初めて知りました)

    沖縄の文化や地理が、詳しく書いてあるのでまるで旅行に行ったような気分になれます。
    友人に紹介できそうなくらい詳しくなった。

    ただ、電車で居眠り → 駅に到着して慌てて下車 → 車内に本を忘れものしてしまい、
    犯人が分からないままになってしまいました。
    トホホ。。。

  • スキャンダル雑誌の編集長が沖縄県知念村の斎場御嶽(せーふあうたき)で死体となって発見された。真相を追って浅見光彦は沖縄へ向かい、死者の声が聞こえるという不思議な霊能力を持つ女性と出会うが…。

  • 今まで知らなかった沖縄の悲しい歴史についても詳しく述べられていて、勉強になりました。改めて自分は無知だなぁと実感したのでもっともっと知りたいと思う。

  • 浅見光彦シリーズ。
    初めて読んだけど、浅見シリーズはドラマの方がいいみたい。
    池上さんの小説なんかを読んでしまっていると、かなりリアリティーが薄い。
    ヒロインが特に沖縄人には感じられない。
    光彦自身もなんだかイマイチ。
    ドラマのイメージが強すぎた。お母さんやお兄さんの登場も少なくてちょっとがっかり。
    ストーリーもどこか物足りない。

  • 高校生の時に浅見シリーズにはまって読み漁って以来,
    今でもたまに気になった作品を読んでいる。
    心理臨床学会でユタについての話を聞き,興味を持っていたし,
    飛行機嫌いの浅見が沖縄という点にもひかれたので読んでみた。
    沖縄の風土的特性などがよくわかり,紀行文としても楽しめる。
    推理要素は少し乏しいが,浅見はいつもの浅見だった。
    事件の真相はいつも切なく,悲しい理由なのだが,
    あの人柄がそれを和らげてくれるのである。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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