さらば、荒野 (角川文庫 緑 612-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 486
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041612026

作品紹介・あらすじ

冬は海からやって来る。静かにそれを見ていたかった。だが、友よ。人生を降りた者にも闘わねばならない時がある。夜、霧雨、酒場。本格ハードボイルド”ブラディ・ドール”シリーズ開幕!

感想・レビュー・書評

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  • うん。これだよ。
    「ごついキドニーブローをくらって肝臓をやられたのさ」
    こんなセリフだっけ。
    渋く、熱く、ブラディ・ドールシリーズ第一弾。開幕。

  • このシリーズ大好きです。

  • ブラディドールシリーズ。あとにも先にもハードボイルド作品でしびれたのはコレだけ!名作。

  • とっても男臭い話。闘う男は何て不器用で愚かなんだろう・・・そして、なんて恰好良いのだろう。

  • 【ブラディ・ドール】シリーズ第一作目。特にハードボイルドを意識しないでもすらりと読めてしまうはず。いい男がこれでもかーと目白押し。とにかく面白い。シリーズ全10巻一気読みすること確実。

  • ブラディドールシリーズ一作目。
    北方ハードボイルドの真骨頂。
    舞台が昭和終わり〜平成始め位なのでピンとこない方もいるかもしれない。
    個々人の漢の生き様と個性を現す酒とタバコと車がシリーズ通して出てきます。
    令和には忘れ去られた漢の物語。
    男子必読の書(と言ったら大袈裟か)お勧めします。

  • 初めての北方作品、かつ初めてのハードボイルドものでした。初めてだったにも関わらず、すごく読みやすかったです。

    事前に、人がバンバン死ぬということは聞いていたので、ある程度覚悟して読めました。おかげで主要人物の死もショックは少なかったです(ただし砂丘のシーンを除く)

    次は北方先生の歴史小説を読もうかと思っていましたが、このままブラディドールシリーズを読み進めたい気持ちの方が強くなってきたので、しばらくはハードボイルド路線を読み漁りたいと思います。

  • 芯、だよね。
    こう思ったら、こうする。
    余計なことは考えない。
    立てると思ったから立つ。どんなにボロボロでも。
    走れると思ったから、走る。どんなに辛くても。
    分かってるけれど、出来ないから
    こうやって満足させてるんだろうな。

  • ハードボイルドとは「女と本気で付き合うってのは、いつだってやりきれんものさ」と虚勢を張ってうそぶく幼稚な男の物語である。美津子を抱きたいなぁ。私の周りに、こんないい女は残念ながらいない。

  • 有能な人間たちが絶妙なタイミングで接触して危機を逃れることの繰り返し!もう最後には、大丈夫どこかで現れるからと思ってて実際その通りでw惹きつけられてやまない話だけど、読後は...疲れたww

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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