- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041612262
感想・レビュー・書評
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冷笑的な言動、粗暴なシャッターの切り方…
バーでグラスを傾ける仕草も、匕首で身体を切り刻まれた中年の悶絶も、
平等な紙幅と温度で、淡々と描写していく「私」。
脳裏に甦る総括と自己批判という過去。
「私」が出会った被写体が自ら背負った不可避な未来。
感情に訴えかけない文体。
その文体で描いた、噎せ返るような人間臭さ。
相容れない特徴の狭間で、
突き放したかのようでもあり、優しくも感じる言葉を、時々こぼす「私」。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生運動を経験した世代ってなあんとなくカッコいい。なんて考えるのはもう負け組?しっかりノンポリ世代だし。わかるようで、わからない。溜まらないこの中途半端さwにしても強い。
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£1
カバーが少しだけくたびれています。 -
活動家だった学生時代の思いを引きずる影のある写真家、望月を主役とした連作短編集。「シャッターチャンス「途中下車」がよかった。
作成日時 2006年11月23日 14:43
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基本的に「無闇に過去を引き摺ってる人」が好きなので悶えながら読みました。
やっぱいいなーハードボイルド!
今回の主人公はあまり強くない(強かったけど)ので人間らしくてよかった。
トトはちょっと超人過ぎましたもんね(笑)ごっつ格好よかったけど。
著者プロフィール
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