二月二日ホテル (角川文庫)

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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041612262

感想・レビュー・書評

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  • 冷笑的な言動、粗暴なシャッターの切り方…

    バーでグラスを傾ける仕草も、匕首で身体を切り刻まれた中年の悶絶も、
    平等な紙幅と温度で、淡々と描写していく「私」。

    脳裏に甦る総括と自己批判という過去。
    「私」が出会った被写体が自ら背負った不可避な未来。

    感情に訴えかけない文体。
    その文体で描いた、噎せ返るような人間臭さ。

    相容れない特徴の狭間で、
    突き放したかのようでもあり、優しくも感じる言葉を、時々こぼす「私」。。

  • 学生運動を経験した世代ってなあんとなくカッコいい。なんて考えるのはもう負け組?しっかりノンポリ世代だし。わかるようで、わからない。溜まらないこの中途半端さwにしても強い。

  • £1
    カバーが少しだけくたびれています。

  • 活動家だった学生時代の思いを引きずる影のある写真家、望月を主役とした連作短編集。「シャッターチャンス「途中下車」がよかった。


    作成日時 2006年11月23日 14:43

  • 基本的に「無闇に過去を引き摺ってる人」が好きなので悶えながら読みました。
    やっぱいいなーハードボイルド!
    今回の主人公はあまり強くない(強かったけど)ので人間らしくてよかった。
    トトはちょっと超人過ぎましたもんね(笑)ごっつ格好よかったけど。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2021年 『道誉なり(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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