- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041671160
作品紹介・あらすじ
新型麻薬の元締め〈クライン〉の独裁者の愛人はつみが警察に保護を求めてきた。護衛を任された女刑事・明日香ははつみと接触するが、銃撃を受け瀕死の重体に。そのとき奇跡は二人を”アスカ”に変えた!
感想・レビュー・書評
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SF設定が入ってるけど論理的説明なしの小説が好きになったのは此の作品に巡り合ったからでした。
物凄く強引な設定で超絶美人とガテン系女子の脳が入れ替わる。しかも美人だけ生き残るという超絶ご都合主義的展開。それなのに無茶苦茶面白い。
アスカと仁王の最強ペア、それが美女と野獣の話にすり替わり、敵アジトに乗り込んでたった二人で敵組織を壊滅させる。ダイハードも真っ青な展開。
しかも仁王の渾名はターミネーターだ。
どんだけヒットした映画のいいとこ取りなんだと思うけど、面白ければ全て許される。
再読して気付いたんだけど21年も前の作品。
続編はやや小粒だったから「帰去来」は嬉しかったな。
また書いて!お願いします!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この着想は面白い。脳の移植でパワー系の女刑事がヤクザの美女の愛人になってしまう。
様々な感想に、現代の医学でもありえない、とコメントしている方がいらっしゃいますが、私は現代で書けないことを小説にして楽しませることはとても良いことだと思っている。
このありえない荒唐無稽の話がなんとも気持ちを高ぶらせてくれた。さらにありえない凄まじい抗争。こんなの現代で起ったらテロでも片付けられない。またそれが大沢在昌の真骨頂なのだろう。 -
あらすじ
新型麻薬の元締め〈クライン〉の独裁者の愛人はつみが警察に保護を求めてきた。護衛を任された女刑事・明日香ははつみと接触するが、銃撃を受け瀕死の重体に。そのとき奇跡は二人を”アスカ”に変えた! -
仁王の幼馴染み金村が出て来てから、物語に深さが増した感じ。悲しい部分だったけど。。闘う場面が、とてもスピーディーでハラハラした。姿が変わった恋人、明日香にまた寄り添う仁王で良かった。君国は、ちょっと……少女コミック気味で引いたかも。上巻では、なかなか入り込めなかったけど、下巻は読みごたえあった。脇役の金村がカッコいい!
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上巻に同じ
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作者が「読み始めたら止まらない物語、をめざしたこの作品は…」としているように、思わずドはまり。ロッカー室で上巻を読み終えたら続きが気になって気になって、帰宅後ごはんも食べずに下巻を一気読みしてしまった。こんなん初めて。
”ハードボイルド作家”のイメージが強かったから避けてたんだけど、これはそんなテイストじゃなく、でも緊迫感もバリバリで面白かった!
ぜひ映画として見てみたい。
ではここまで褒めといて、なぜ4つ星なのかというと、割合ベタな感じがするから?けど発表されたのが10年以上前ってことを考えるとスゴイかも。 -
明日香の恋人だった古芳は、たった一人で愛人はつみの身柄確保の特命に着く。だが、君国の組織の内通者であるとの噂もある。
この闘争の中、どんどんと人が殺されていく。警察官同士の殺し合いも出てくる。
古芳とはつみの運命は如何に!
手に汗握るスリリングな展開に、読む手が止まらなくなる。
2016.12.28 -
脳移植というトンデモ設定ながら、骨太のハードボイルドに仕上がっているのはさすが。続編も読むしかない。