修羅海道 上: 清水次郎長伝 (角川文庫 緑 713-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041713020

感想・レビュー・書評

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  • 史実をもとにした、清水次郎長の伝記小説。津本要だけに切り合いの場面は迫力満点、また読みやすく書かれている。

    講談で有名な次郎長だが、こんなに武闘派だとは知らなかった。
    いったい何度真剣勝負をし、何人殺したのだろう。
    生半可な剣客よりずっと経験を積み、実力もあったと思われる。

    この本を読んで、股旅もの、博徒もの、任侠ものといったジャンルがよく理解できた。現代のやくざのルーツはここにあったのだ。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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