新装版 青春の証明 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 110
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753620

作品紹介・あらすじ

霧の中、公園でデート中のカップルが、暴漢に襲われた。二人を助けようとした警察官は、逆にナイフで刺殺されてしまう。そして、助かった二人もなぜか現場から逃げ去ってしまった。数日後、男は女から別れを告げられた。「卑怯者!」という言葉を残して。男は自身の「罪」を償うために刑事に転職するが-。全てを懸けて意地を貫き徹した男を描く、白眉の"証明"シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • その構想力は 豊かで 緊張感がある。
    ・麻子と道太郎の前で 松野時子の父が殺される。
     麻子が道太郎に卑怯者といわれる。
    ・道太郎が償う。時子と結婚。
    ・矢吹と麻子との結婚
     戦争に対するとらえ方が リアリティがある。
    ・笠岡道太郎の風化とその執念の描き方が優れている。
    ・結末として 時也と由起子がうまくいくとなっているが
     そうだろうか。
    ・殺人犯を父として持つ由起子の将来は?
    ・偽善の愛 が 森村誠一は好きなんですね。

  • 面白いんだけど、読後に異様に残るこの感覚は何でしょう?人間の業を思わされる。

  •  図書館の先生に進められ読んだ一冊。


     一言で言えば、


    『いい、ものすごくいい』


     今まで読んでいたのとは別ジャンルだからか新鮮な感じがした。
     世界観が多分戦後のバブル時代(だと思う)


     その中で展開していく一人ひとりのドラマがいい感じで、読み終わっても「こんなんでいいの?」と言いたくなる一冊。


     高校生の自分とはちょっと違う青春だったけど、かなり面白かった。

     久々に読んでよかったと思える作品。

  • 筆致は卓越してるが、ストーリー中で
    強姦された女性が強姦相手とつき合ったり、
    一番悪いヤツらが野放しだったり、
    この人の倫理観は根本的におかしいと思う。

  • 証明三部作のひとつ。
    自身の罪を償うため、青春を取り戻すため刑事に転職し、一生をかける男の物語。
    矢村と由美子の再会、矢吹の軍隊での話、由紀子と英司の恋などそれぞれのストーリーも楽しみながら全体として絡みあってくれるので良いです。
    でも名前が似すぎて混乱します。。。

  • 「証明三部作」ではこれが一番好きです。たぶん他の二作に比べ、派手さがないのか映画化されてはいませんが、三浦綾子の「氷点」や野沢尚の「深紅」あたりが好きな方はこれもチョイスしてみてはいかがでしょう。

  • これも森村誠一の代表作。理屈抜きに面白い。山崎努主演のドラマもかなり良かった。

  • 「人間の証明」「野性の証明」と並ぶ証明三部作の1冊。高校時代に購入。

  • 森村 誠一 / 角川書店 (2004/08)

  • 「証明三部作」の二番目。
    那須警部がちらっと出てくるぐらいで「人間の証明」との関連はほとんど無い。
    「人間の証明」が秀逸すぎて若干見劣りするけど十分に引き込まれる作品です。主人公のなかば投げやりな人生の選択とその結末は、世の中や人生の不合理を感じさせます。

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著者プロフィール

青山学院大学卒業。
10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。
1969年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、
1972年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を
受賞するなど社会派ミステリーの
第一人者として活躍する。
2004年日本ミステリー文学大賞、
2011年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。
推理小説、時代小説、ノンフィクションまで
幅広く執筆するなど著作数は400作を超える。
2005年に出版した「写真俳句のすすめ」で
写真俳句の提唱者として広く認知される。
写真俳句連絡協議会の名誉顧問を務め、
写真俳句の普及と後進の育成に取り組んでいる。

「2021年 『表現力を磨く よくわかる「写真俳句」 上達のポイント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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