- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041789100
感想・レビュー・書評
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片桐瑞穂はいつも行く書店で、ふと見慣れない雑誌を見つけた。どうやら、昔流行った文通相手を募集するための物のようである。雑誌を見た彼女は不意に熱に浮かされた様な気分になり、その雑誌に文通仲間を募集する記事を掲載してしまう。 読んでる最中、鳥肌がたちっぱなりしなるのではないかと思うぐらいに作中の文通相手に嫌悪感を覚えた。あらすじに、四人の文通相手は実は一人だったというネタバレに近いことが書いてあったが、それすらもはやどうでもいいぐらい気持ち悪い。作中に出てくる、主人公が受け取った手紙そのものを表したイラストもその気持ちに拍車をかけた。暴走する相手に徐々に追い詰められる主人公がいつ救われるのだろうかと思いながら読み進めた。状況が悪化して嫌悪感が募るばかりではあるが、早く続きが読みたい、読みたいと猛スピードで読み進めた。でもちょっとオチはがっかり。結局なんだったんだよ、ここまで読者を振り回しといて!というのが一番最初の感想。
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内容紹介
十六歳の女子高生片桐瑞穂が文通マニアの専門誌「月刊ペンパル」に気まぐれに出した伝言に応じてきたのは四人の男女。筆跡も年齢も住所も異なる彼らは、同一人物だった。四つの筆跡を持つ文通魔の恐怖。 -
何だかすっきりしない(- -
前半のじわじわした怖さはなかなか好き。
だが、裏表紙の「あらすじ」で
結構「肝心なこと」をネタばらししてるので(^ ^;
残念ながら「想定の範囲内」で(^ ^;
ホラー映画のお約束っぽくはあるが、
主人公の行動がアホすぎ(^ ^;
クラスメイトも家族も大アホ(^ ^;
中盤の「異常さ」がにじみ出てくる辺りも好き(^ ^
が、最後の最後がどうもいただけない(^ ^;
終盤に向かうに従って、説明くさくなってくる(^ ^;
文通相手の「過去」を色々ほのめかしているのに、
全て明らかになることはなく(^ ^;
最後の最後、主人公の感情も言動もナゾ過ぎ。
ばぁちゃん覚醒し過ぎ(^ ^;
何というか、「連載していた雑誌がイキナリ廃刊決定して
無理繰り終わらせなければならなかった」
みたいなエンディングでした(^ ^;
あ〜、すっきりしない(^ ^; -
気軽な気持ちから文通相手を募集した女子高生の元に届く、不気味な手紙の数々…。
再読。ペンパルという言葉に時代を感じますね。
不特定多数に個人情報を教えるなんて言語道断。相手が女性だからと言って油断してもいけません。
自分にその気がなかったとしても、相手がどのような態度に出てくるか分からないのですから…。 -
手放し本。
'97.1読了。
書体が怖い。結末の一歩手前まではおもしろかった。 -
主人公の思考回路がわからなすぎて、ホラーというよりギャグのように思えてしまった。展開もすぐ読めてしまうので、ハラハラという感覚もなく……。ラストは何なのだ?理解不能。
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終わり方が納得できない