姉妹: Two Sisters (角川ホラー文庫 12-17)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789797

感想・レビュー・書評

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  • 映像作品のノベライズ本、初めての読みました。
    映画を見て、すごくきれいな女優さんと映し方だなぁ~って思ったのだけど
    話の内容でいまいちわからない部分があったので・・・。
    有名なホラー作家の方だし、(ほかの作品、怖そうだから読んだことないけど)と思って読んでみたら、わりと読みやすかったです。

    「薔花紅蓮」という韓国の悲しい昔話がモチーフになっているみたいですね。
    ミステリーにちょこっとおばけが絡んでくる感じ。
    怖いというかすごく切なくて悲しい。
    最後のどんでん返し・・・背筋がぞくっとします。

  • 韓国ホラー映画小説版第3弾。例により映画版とは多少異なる点があるそうで。今回の作品には「映画版では明かされなかった真相を」という意味もあるみたい。
    これ……ホラーだけどどちらかといえばサイコミステリに近いなあ。真相のための伏線は案外多く用意されているし。見抜けそうで見抜けなかった結末に愕然。そして映画版タイトルである「箪笥」の持つ意味……想像するとかなり怖い。これは映像で見たい気がひしひし。

  • 面白く……なかった……

  • 最後の方になるまで全然展開が読めなくてドキドキしながら読みました。
    正直、おちはあんまり好きじゃないかな…(汗)?

  • これは妹に萌える話。

  • 姉妹の悲しい境遇がせつない。
    終わりの方に行くに従って、謎が解けてくるのだが、やるせなくなってくる。
    この姉妹が美しいだけに、悲哀がさらに高まる。
    そして、父親の無力さが、無性に腹立たしいのである。

  • 映画でよくわからなかったとこが解決できました。

  • 幸せだった時間は母の病から崩れ始める。
    看護婦として介護にきていた女がどんどん家に入ってくる。
    そしてスミは記憶をなくした。
    読んでいて、色々なパターンを推理したのですが
    見事大ハズレ。そうくるか!!
    ストーリーがしっかりしていて、読みやすく
    ぐいぐい引き込まれていきます。
    真実がわかった時、感じた事は
    本当に本当に仲のいい姉妹・・。切ないです。

  • 韓国のホラー映画「箪笥」の小説版です。
    映画を見そびれてしまったので、残念でしたが、
    映画を見ただけでは、不可解な部分が多くて理解できないらしく、
    この本が書かれたのだとか。。。?

    薬剤師の父、病弱な母、姉のスミ、
    そして、言葉の発達が遅れている妹のスヨンの家族のもとに、
    母の看護と言う名目で、父の愛人・ウンジュがやって来た。
    そして、母が死んだ。。。

    それから数年後。。。
    ウンジュは、事実上の後妻として入り込み、スミは彼女を嫌い、
    家の中は陰鬱な雰囲気が漂っていた。
    そして、スミは、なぜか母の死に関する記憶を失っていた。

    さらに、この家では、不可解なことが起こり、
    読み進めるうちに、じわじわと、恐怖に誘い込まれる。
    いったい、この家で何が起こっている(た)のか。。。?
    衝撃のラストで、母の死の恐ろしい真実が。。。!

    これまた、本の表紙が、読書欲をそそります。
    ねっとりとした汗が出そうで、気持ち悪いゾクリ感で終わります。
    じめじめした梅雨の夜に。。。
    この際だから、たっぷり楽しんじゃいましょう。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    山あいの淋しい一軒家で、姉妹の母は死んだ。しかし姉のスミは、なぜか母の死に関する記憶を失っている。薬剤師の父と、四歳下の妹スヨンとともに、ふたたび問題の家を訪れると、そこで姉妹を待っていたのは、事実上の継母として家族に入り込んできた元看護婦のウンジュ。そして亡き母の亡霊!さらには霊の恐怖さえ上回る、想像を絶する母の死の恐ろしい真実…!あのドリームワークスが、史上最高額でリメイク権を獲得した韓国映画『箪笥』の謎は、すべてこの小説で明らかになる。

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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