セーラー服と機関銃・その後――卒業―― (角川文庫)

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879887

作品紹介・あらすじ

18歳、高校三年生になった星泉。高校卒業を間近に控え、できるだけ普通の女子高生として生活したいと願っているが、周囲がそれを許してくれない。星泉の名をかたる「偽者」が現れたり、強引な地上げに苦しむ町から「町を救ってほしい」と頼まれたり…。スーパーヒロイン・星泉の成長と、セーラー服からの「卒業」を描く、大ベストセラー『セーラー服と機関銃』の続編。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公は、前作の「セーラー服と機関銃」で女子高生でありながら、ヤクザの組長になった星泉‥今作ではその1年後、18歳になった星泉に新たな試練が降りかかる‥。やっぱり読んでいて設定に無理があるとは感じるけれど、次々と起こる事件で頭の中も忙しかったです。ともあれ、卒業おめでとう(笑)。

  • セーラー服と機関銃その後
    高校3年生の星泉
    日高組は解散したけど、マシンガンを持った組長は健在でした。
    ヤクザや警察が滅茶苦茶でしたが、これも、赤川次郎さんの世界観。

    大切なのは、なにかするべきがことがあることだ、、
    するべきことがあって、そうすることができるのが、本当に幸せなことである

    地上げが社会問題で、携帯電話さえない時代。
    その時代を生きたものとしては、懐かしい時代。

  • 一気に読了。
    先日セーラー服と機関銃を読んだので、忘れないうちに続きを。
    高校3年になっても、色恋はさらっと。死もさらっと。だけど、味がないわけじゃない。
    そして爽やかな読後感。

    赤川次郎の肩のこらないミステリは、やっぱり好き。

  • ヤクザ同士の麻薬がらみの抗争を題材にした前作に対し、
    今作は、地上げがらみの利権争いを題材にしている点で、
    バブルの頃の作品だなぁ~っと…(笑)

    ただ、その分、プレーヤーも増え、複雑な関係となっており、
    また、前作で目高組が解散している設定の中では、
    ライト・ミステリーレベルでは、お話に無理も多かったです…。

    『セーラー服と…』をシリーズ化しなかったこと、
    今作で、星泉の卒業によって『セーラー服と…』を完結させたこと、
    それは、正解だったと思います。

  • 星泉ついに殺人を犯したか!

    組を解散しても、弱いものを守る気質が事件を呼ぶ!

  • セーラー服と機関銃の続編というものの,セーラー服と機関銃より先に読んでしまいました。
    赤川次郎は映画好きのため,作品が映画の台本のようだということが分かりました。

    どんどん映画にしましょう。

    本作品では,少女が何人も亡くなっているのは悲しいし,
    赤川次郎の理想の女性像が浮かび上がっています。

    透明感のある女性を書く時には,赤川次郎は,映画の原作として逸品だと思います。

  • けっこう重要な人物があっさり、悲惨な死に方をしちゃうのでビックリした。赤川次郎はほとんど読んだことがなかったので、少年少女向けな無難な展開をするんだろうと勝手なイメージを作り上げてたもんで。

  • 「セーラー服と機関銃」続編。
    佐久間さんがいないのでどうなるのかしら…と思いましたが、前作に比べて主人公は格段に進化してると思います。
    街を守るってことでちょっとスケール大きすぎな感じもしますが。
    人間の嫌な部分がしっかり描かれててやだ。

  • 卒業できたのが奇跡・・・

  • 安定の面白さ。
    セーラー服と機関銃シリーズを読んだ記憶がないから、今度手に取ろうと思った。
    ーーー
    山間の村に単身赴任していた柳沢は、8年ぶりに東京の我が家へ帰ることに。家族との再会を楽しみにしながら列車に乗ったーーが、なぜか女子高生・佐知子が付いてきた! 柳沢に淡い恋心を抱く彼女にとっては「駆け落ち」らしいが、放っておくわけにもいかない。しぶしぶ一緒に東京を目指すが、道中はさらなる厄介な”追跡者”も現れトラブル続出。はたして、柳沢は家にたどり着けるのか。男女の想いが交錯する、おかしくてちょっと切ないロード・ノベル。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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