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- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041940068
感想・レビュー・書評
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あんまり中国の近代史得意じゃないので、出てくる錚々たるお名前には聞いたことあるなーくらいの予備知識しかなかったのですがさすが生島治郎。歴史の裏舞台を描きながら、あくまで紅真吾の生き生きとした冒険譚に仕上がっています。
紅さんは相変わらず男前です。当然のように葉さんも傍にいて、お互いにひやひやするような会話で遊んでますが、紅さんは葉が裏切ったら悩みながらも最終的には手を下すと思うけど、葉はどうしてもできないんじゃないかしら。
甘いのは葉さんの方だと思うのです。結局彼はいつもどこか拠り所を求めて彷徨ってるし。もう諦めて紅さん中心で生きればいいのに、と思うけど、主義や思想がどこかしらにないと自己を投じきれないところがこのひとのプライドでもあって。結局依存に変わりはないんだけどなあ。
軍服着た葉さんはちょっと映像で見てみたい感じです・笑。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『黄土の奔流』シリーズ3作目。
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