クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (1999年4月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041979037
感想・レビュー・書評
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デスゲームというジャンルらしい
とにかく読みやすい
結末から逆引きして無駄を省く手法らしいがなるほど
内容はホラーというかグロ寄り
追われる恐怖は手に汗握る
さえない主人公が、ボーイスカウト経験を駆使し
サバイバルするのは設定的に納得が…
ボーイスカウトって凄いのか?
ゲームのキャラクタがアレなので、
そのままの映像化は無理 帯通り!
あの巨大な組織を敵に回すのがホントのホラーかも
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火星表現が繊細。行ったことないのに上陸していたもの。不気味なマスコットや、ジワジワと人格崩壊していく人間達がおぞましい。
これが表現力というものなのだろうか。
命が保証されるのなら私も参加したいなぁ。 -
目が覚めると見たことのない場所… 周囲は深紅色の峡谷で、まるで迷路のよう。
サバイバルなデスゲームに巻き込まれたにいる主人公が、知恵と気力を振り絞って生き残りを目指すホラーミステリー。
ありがちなデスゲーム設定のストーリーですが、構成や展開にバランスがとれていて読みやすく面白いっ
また登場人物の心理描写もうまく、ホラーな感じの雰囲気が満載。ホラー小説の傑作だと思います。ただグロテスクで強烈な表現や描写も多いので、苦手な人にはあまりオススメはできませんのでご注意を。
ミステリー好きの自分としては、意外性や衝撃度の高い真相や伏線描写が少なく、ちと残念でした。理不尽なゲーム、追われる恐怖を味わいたい人は十分楽しめると思うので、ホラー好きは必読の一冊。 -
ハラハラドキドキの連続。
知能を使ってグールから逃げ、最後には倒す。パートナーとなった藍と共闘するもラストは意外にも、、、。
デスゲームの真相がラストにかけて解明されていくのが気持ちいいが、少し説明が薄く消化不良感がある。 -
'22年7月28日、Amazon audibleで、聴き終えました。
感想、一言でいうと…「オエッ」
中盤くらいから、とても気持ち悪い小説でしたಥ‿ಥ
貴志祐介さん、ホラー小説が有名ですよね?本来は、こういう「気色悪い、ホラー」的なのが、真骨頂なのかな?映画で観た、「黒い家」とかも、かなり気色悪かったような記憶が(っ˘̩╭╮˘̩)っ
ま、本作は、あまりホラーっぽくはなかったけど。
なんだか、本格ではゲップ、今作は、吐き気、と…キツい小説をお書きになる作家さん、でぇすね〜(。•́︿•̀。)僕の好きな、映画で言うと、デヴィット・フィンチャー監督、的な…いや、フィンチャーさんは、イヤミスかぁ←_←ニャハハ!
まあ、引き込まれて…夢中で聴いてしまいました。気持ち悪かったモトイ、面白かったです!-
NORAxxさん、こんにちは。いつも「いいね!」をありがとうございます。
おおっ!「天使の囀り」ですか!次、行ってみます!
でも…NORA...NORAxxさん、こんにちは。いつも「いいね!」をありがとうございます。
おおっ!「天使の囀り」ですか!次、行ってみます!
でも…NORAxxさんがオススメするということは…かな〜りキッツい小説、なんだろうなぁ〜アハハ!
聴き終わりましたら、また感想あげますね!2022/07/28 -
こちらこそいつもお世話になっております^ ^
わーい!嬉しいです!
むふふ...その通りです...(笑)なので普段はあまり自分から何かをオ...こちらこそいつもお世話になっております^ ^
わーい!嬉しいです!
むふふ...その通りです...(笑)なので普段はあまり自分から何かをオススメする行為は慎んでいるつもりなのですが、まーちゃんさんの貴志さんメドレーを見ていたらつい...(笑)
楽しみに待っています(*^^*)♪2022/07/28 -
2022/07/28
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貴志祐介が描く、生死を賭けたサバイバル・ゲーム。『十三番目の人格 ISOLA』、『黒い家』、『天使の囀り』に続く長編4作目。
主人公は、大手の証券会社をクビにされた40歳の男、藤木芳彦。彼が目を覚ますと、そこには見渡す限り鮮やかな深紅色に染まった砂岩地帯が広がっていた。見知らぬ場所で目覚め戸惑う彼は、水と食料と共に置かれた携帯ゲーム機を手に取る。カセットを差し込み電源を入れるとメッセージが表示される―――「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。無事に迷宮を抜け出て、ゴールを果たした者は、約束通りの額の賞金を勝ち取って、地球に帰還することができる」。状況が分からないまま指示されるチェックポイントへ向かう藤木。集う9人のプレイヤー。戦慄のゼロサム・ゲームが開幕する―――。
何も知らず強制的に集められた9人の男女が繰り広げるサバイバル・ゲーム。迷宮のような砂岩地帯の中、プレイヤーたちは小型ゲーム機から得られる情報を基にチェックポイントを巡り、様々なアイテムや情報を得ながら生き残りを賭ける。プレイヤーらを襲うのは大自然の脅威、飢え、そしてゲームを企てた者の"罠"―――。
読み易さは流石のもので、文庫400頁というボリュームだったがあっという間に読み終えることが出来た。ただ、内容に関しては少々残念。「あっ」と言わせる展開もなく、著者お得意の恐怖を煽るテキストも鳴りを潜めており、記憶に刻まれるような作品にはならなかった。あ、「バングル・バングル」は記憶した! -
途中までは続きが気になって、どんどん先に進んだ。
オチが微妙。
ヒロインの正体についても、早い段階で展開が読めてしまって残念。 -
この手の本初めてて手に取った。自分がサバイバルとか野生、アウトドアとはかけ離れているから、もしこの状況に置かれたらどうなるか全く想像できなかった。序盤は、普段聞かない単語ばかりで?だらけだったけど中盤から読み進めるの楽しかった。
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今や当たり前のジャンルとなった「デスゲーム」の走りではないでしょうか?
作中の出来事やオチなどはかなり現実味に欠けますが、サバイバルに関する描写がこれでもかというほどリアルで、良いバランスが取れていると感じました。加えてグロテスクな描写も解像度が高く怖かったです。